学生実験の授業時間外に測定した、拡散対界面付近の濃度プロファイルです。 レポート作成時にダウンロードして利用して下さい。
熱処理温度 | 熱処理時間 | ||
950oC | 8時間(1班) | 4時間(2班) | 1時間(3班) |
860oC | 16時間(4班) | 40時間(5班) | 6時間(6班) |
800oC | 16時間(7班) | 56時間(8班) | 141時間(9班) |
切り取った紙の重さを正確に測定できる電子天秤を自宅に持っている人は 余り居ないと思われる。 昨年及び一昨年は学生の登校が厳しく制限されていたため、 紙切れの重さを測るためにだけ学校に来ることができなかった。 思い付いた窮余の策が エクセルを方眼紙として使って面積を求めることであった。 参考のために、四分円(中心を原点に持つ単位円の第一象限部分、扇形)の 面積を求めてみた例を示す。 タブが三つあって、一つ目のタブ「arc」は扇形のグラフを描くためのデータ、 二つ目のタブ「figure」が面積を数えるためのグラフを収めたタブ、 三つ目のタブ「derivative」はおまけで接線の傾きを求めてみた。
グラフの面積を求める古典的な方法として、 方眼紙のマス目を数える方法がある。 グラフを方眼紙上に描いてから、 面積を求めたい領域にスッポリと入っているマス目は1マス、 一部が領域に入っているマス目は0.5マスと数え、 合計したマス目の数から面積を求める。 この計測を行なう際のコツは中途半端な忖度(?)をしないことである。
「このマスは右上がほんの少しだけ欠けているだけだから0.98マス」
「このマスは半分より少し小さいから0.4マス」
などと考えることなく、 少しでも擦って(かすって)いれば0.5マス、 少しでも欠けていればやはり0.5マスと言う具合に 思い切り良く決めていく。 マス目が余りに粗くない限り、出入りは打ち消し合うと考えるのである。
これをエクセル上で行なう方法は、
である。 上の例では 条件付き書式設定で背景色を指定して、 セルに入れた数を見分け易いようにしてみた。 最後に1セル当たりの面積を掛けるのを忘れないこと。 また、セルの幅と高さを15ptで統一したからと言って、 1セル当たりの面積を15×15=225pt2などと とぼけたことをしないように。
上で窮余の策と紹介したように、余りまともな方法とも思えない。 でも、レポートを書いていて、どうしても解析をやり直したくなった時など こんな方法もあるよということで参考にして欲しい。
グラフを読み取る際の主観的誤差がどれ程のものになるか調べるために、 履修者に皆さんに協力を頂いて演習の形で グラフの読み取りをしてもらいました。 今年度の実験結果のまとめを アップロードしました。毎年同じようなものです。 詳細な講評を作る時間がなかったので、 以前の測定結果の講評を 消さずにおきます。