(2015/11/10作成)
ここではパワーポイント上で複雑な曲線(ベジエ曲線)を描く方法について説明します。
ここでは、図1のような魚の絵を書くことを通じて、複雑な曲線(ベジエ曲線)の描き方を習得します。パワーポイントでは、曲線が描きづらいイメージがありますが、ベジエ曲線を使いこなせるようになると、様々な図や絵が描けるようになります。
パワーポイントファイルはこちらからダウンロードできます。まず、図2のように、パワーポイントの図形から、曲線を選んでください。そして、図3のように魚を大雑把に描いてみます。図3の数字の順番にクリックしていけばOKです。ただし、最後の11番では、一番最初の始点(1番)の上でダブルクリックしてください。そうしないと、閉じた曲線になりません。
さて、図4のように、大雑把に描いた魚の上で、右クリックをし、「頂点の編集」をクリックしてください。そうすると、図5のように、先ほどクリックした場所が四角で現れて、編集できるようになります。
試しに、1番の黒四角をクリックしてみます(図6)。そうすると、黒い四角の両側に白い四角が二つ現れます。これらは、ベジエ曲線をコントロールするためのパラメータです。ベジエ曲線とは、曲線の一種で、図形を描画するソフトでよく曲線を描くのにつかわれます。
これらの黒い四角や白い四角をドラックすることにより、曲線を微調整することができます。ベジエ曲線は最初は難解に感じられるので、参考文献[2]にあるようなサイトで練習すると上手く使えるようになるでしょう。(参考文献[2]のサイトではIllustratorでベジエ曲線を描く手順が学べます。パワーポイントでは少し手順が異なっていますが、基本は同じです。)
最後に、ヒレや目を入れて(ヒレはベジエ曲線です。目は円/楕円です。)さらに、魚の塗りつぶしの色や枠線を調整して完成です(図1)。