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井口 學特任教授が平成24年度北海道地方発明表彰
-特許庁長官奨励賞を受賞

工学研究院特任教授井口 學氏が,「汚泥激減・脱臭型オゾン排水処理システム(特許第4195782号)」の発明により, 株式会社ヒューエンス代表取締役・設樂守良氏ならびに丸山技術コーディネート研究所代表・丸山敏彦氏とともに, 平成24年度北海道地方発明表彰-特許庁長官奨励賞を共同受賞されました。

この発明は,大学の技術シーズ(旋回噴流攪拌技術)を採用することにより,オゾンを微細な気泡として, 効率よく汚水中に分散させることで,オゾンと汚水との反応効率を大幅に改善し, 従来の排水処理技術(生物処理)と比較し,汚泥発生量を1/10以下に抑制することに成功するとともに大幅なCO2の削減も可能にするものであります。

また,それだけではなく,従来型の排水処理システムの課題でもあった,悪臭の問題も同時に解決しました。

この発明により,設備の小型化や省エネ,汚泥処理費の削減を実現することが可能になるとともに, 従来のシステムと比べて,設置スペースが約2/3となったことから,土地の有効活用にも貢献しています。

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