平成22年度廃廃棄物資源循環学会研究発表会


「埋立地の安定化と跡地利用」

埋立処分研究部会 小集会


@ 平成22年11月4日(木)15:15-16:45

A 金沢市文化ホール第 3 会場

B 趣旨
 最終処分場の廃止基準が1998年に施行され,埋立部会では廃止に関する、考え方、調査測定、評価判断について、研究課題として取り上げ、2002年に「廃棄物最終処分場廃止基準の調査評価方法」を報告書として作成した。その後,欧米では安定化促進,安定化の診断,アフターケア計画などに関して議論が進められている。埋立地内の変化は他の処理と較べてきわめて緩やかで,長期にわたり,しかもさまざまな物質,反応が関与するため不確定性が強い。本企画セッションでは,安定化に関わる以下のテーマを取り上げ議論を進める。欧米の状況も随時紹介する。
 
C プログラム
1.安定化をどうはかるか(廃止基準と関連して)
1-1 EUでどのような議論をしているか
講演「Attempt to clarify completion procedures埋立終了(閉鎖)手続きの明確化」(北海道大学大学院 松藤敏彦)
1-2 関東処分組が提案する調査方法
講演「埋立地を測る」(国立環境研究所循環型社会廃棄物研究センター・資源化・処理処分技術研究室 山田正人,日本工業大学ものづくり環境学科 小野雄策)


2.安定化の促進技術
2-1 強制エアレーションと受動的エアレーション
講演「安定化の促進技術 強制エアレーションと受動的エアレーション」(室蘭工業大学 吉田英樹)
2-2 準好気性のアジア展開
講演「ー準好気性埋立構造(福岡方式)海外へー」(福岡大学 松藤康司)
コメント「タイテストセルの紹介」(国立環境研究所 山田正人,遠藤和人)


3.跡地利用と長期の安全性
3-1 自治体の跡地利用と長期安全性
講演「ー埋立地の安定化と跡地利用ー」(福岡大学 松藤康司)
3-2 産廃事業者の跡地利用例
講演「管理型最終処分場の跡地利用の例」(ダイユウ技研土木株式会社 檜垣 光次)

4.企画報告書
企画報告書は,こちらです.