歓迎します!
 私たちの研究室に興味を持ち、進学先の候補として考えてみようと思われた方は、ホームページに記載してある「研究内容」と「方針」を良く読んだ上で、遠慮無く連絡してみて下さい。

他大学の学生・社会人の方へ
 現在、他大学の学生、または社会人である方で、私たちの研究室への大学院進学を考えている方もいらっしゃるかもしれません。私自身も、社会人を経験してから、学部時代とは異なる大学の大学院へ進学しました。従って、そのような方は大歓迎で、積極的に受け入れたいと考えています。
 さらに今年度から、社会人(受験の時点で学部卒業後1年以上)、物理学・応用物理学以外を専攻している方や高専生のために、修士課程入試に筆答試験免除制度を設けることになりました。募集要項(7月中旬公開予定)を参照の上、ぜひ積極的に応募してみて下さい。
 また、例年2月に2次募集を行なっています。進学・就職先が決まっていない方だけでなく、やはりどうしても北大で学習・研究をしてみたい方も、ぜひチャレンジしてみてください。

 時々、「他大学出身者は差別される。」というような話を聞くことがあります。しかし、私が他大学の大学院に進学した時も、そのようなことは全くありませんでした。よほどおかしな指導教員を選ばない限り、心配は要らないと思います。

機会があれば見学を
 もし、札幌に来る機会があるのなら、ぜひ研究室を見に来ていただければと思います。大学院に入学したら、平日の多くの時間を研究室で過ごすことになりますし、大学院では、それが良いか悪いかは置いておくとして、徒弟制度的な教員と学生の一対一の関係を基本とした教育が行われています。研究室の雰囲気や、私との相性を確かめておいたほうが良いと思います。
 昨年は、他大学で他専攻の学生さんが見学に来られ、他の研究室も含めて見学してもらいました。入試にも合格し、現在は明楽先生の研究室で、学習研究に励んでいます。

入試に合格しなければなりません
 大学院に入学するためには、入学試験に合格しなければなりません。2年分だけですが、ここに過去の入試問題が出ていますので、これを参考にしてしっかり学習して下さい。(組織変更があって名前が変っていますので、量子物理工学専攻の問題を参照して下さい。)問題は、基本的なものばかりで、ひねった問題は出ていません。
 これは入試のための勉強をしろと言っているのではありません。大学院に入ってからの研究に必要な基礎知識を、しっかりと固めてから進学して下さいということです。

入試対策
 科目は、物理4科目(力学、量子力学、熱統計力学、電磁気学)、数学2科目(応用数学I、応用数学II)と英語です。
 物理の科目に関しては、標準的で自分の好みにあった本を選び、それをしっかりと理解することと、問題集の問題を数多く解くことをおすすめします。
 数学は特に素直な問題が出ていることが多いようですので、それほど苦労することはないと思います。過去の問題を研究し、それに類する問題をたくさん解いておけば良いでしょう。
 英文解釈に関しては、英語の科学雑誌に掲載されている、一般向けの解説記事が読める程度の英語力が要求されています。Scientific Americanなどの雑誌の記事に、時々目を通しておくと良いと思います。専門用語にはあまりこだわる必要はないでしょう。和文英訳は、日頃からの積み重ねが物を言いそうです。

募集要項
 募集要項はここにあります。

修士課程修了後の進路
 修士課程修了後は、企業などに就職して研究開発に従事する道と、博士課程に進学してさらに研鑽を積む道の二つが一般的です。
 就職希望の場合、最近は学校推薦の制度が機能していないので、自分自身で積極的に活動する必要があるようですが、専攻での就職率はほぼ100%で、特に心配は要らないと思います。
 博士課程に進学する場合には、専攻を変わらないなら改めて試験を受ける必要はありません。修士論文発表の時間が少し長くなって、それが博士課程の口頭試問を兼ねることになっています。

博士課程修了後の進路
 博士課程修了後は、やはり企業の研究職に就職する道と、大学の助手や公的研究所の研究員、あるいは博士研究員(ポスト・ドクトラル・フェロー、ポストドク)という任期つきポストについて、研究を継続する道があります。
 ここ10年でポストドクの数が大幅に増えたため、博士号取得後に研究を数年間続けることは容易になりました。しかし、大学等の常勤職の数は増えていないので、多くのポストドクが少ない常勤のポストを奪い合うという状態になっていて、安定した職に就くのは簡単ではありません。
 この道に進むためには、自分のテーマが心から好きであることと、どうしても研究を続けて行きたいという情熱が必要でしょう。
 いずれの場合にも出来るだけの援助はしますが、最終的には本人の実力が大切です。

お問い合わせ
 大学院進学についてのご質問がある方は、遠慮無く土家までご連絡下さい。

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進学を希望する方へ