(2014/10/07作成)
ここではグラフ描画ができるgnuplot(wgnuplot)のインストール方法について説明します。
gnuplotとはグラフを描くために作られた高機能ソフトウエアです。gnuplotの歴史は古く、科学・技術の分野で必要とされるグラフが一通り描画できます。市販の表計算ソフトでももちろんグラフは描けますが、そのようなソフトで作られた科学・技術の分野で守るべきグラフの作法が守られていない場合が多い[1]です。一方で、gnuplotは簡単な操作でグラフの作法が守られた良いグラフを描くことができます。
gnuplotのインストールは難しくありません。まず、gnuplotのインストーラが置かれているsource forgeのgnuplotのページへ行きます。(図1)
通常、自動的にOSが判別されて図1の赤枠で囲った部分にあるように、適切な最新版をダウンロードするためのリンクが張られます。PC操作に自信のない方は、このリンクをクリックしてください。自信がある方で、特に64bitバージョンを選択したい方や最新のバージョンを取得したい方は、下のリストから、適切なバージョンを選択し、さらにその先に出てくるOSと32/64bitを選択してください。
ダウンロードのリンクをクリックすると、図2のようなページが現れます。ここで数秒待つと自動的にダウンロードが始まります。色々なところにダウンロードボタンがありますがそのほとんどが広告の偽物なのでクリックしないように注意してください。
そうすると、Firefoxをウェブブラウザーで利用している場合は図3のようなウィンドウが現れるので、「ファイルを保存」をクリックしてください。クリック後、ダウンロードが完了すると(Firefoxの場合は)右上にある矢印ボタンが大きくなります(図4)
矢印マークをクリックすると、ダウンロードしたファイルが表示されるので、クリックしてください。
すると、図6のようなウィンドウが現れますので、「実行」をクリックしてください。
ここで画面が暗くなり、図7のウィンドウが現れますので、「はい」をクリックしてください。
ここから、gnuplotのインストールが始まります。まず言語を選択します。日本語が選べますので、日本語になっているかを確認して「OK」をクリックしてください。(図8)
ここからは「次へ」を7回クリックしてください。(図9-図15)途中「同意する」を選択しないと次へがクリックできないところがあります。((図10)
図16のウィンドウになりましたら、「インストール」をクリックしてください。図17のようにインストールが開始します。
最後に、「次へ」をクリック(図18)して、「完了」をクリック(図19)すると終わります。
これでインストールは完了です。
gnuplotの使い方を勉強するには、gnuplotに関する書籍を読む、インターネット上のgnuplotに関するwebページを読む、説明書を読むなどの方法があります。
インターネット上のgnuplotに関するwebページは数多ありますが、例えば、GNUPLOT not so Frequently Asked Questionsは物理系で必要となるグラフ作成の全てが網羅されていると言っても過言ではない程の詳細な解説が載っています。このサイトの中の「gnuplot入門」をまずは始めてみるとよいかもしれません。(注:GNUPLOT not so Frequently Asked Questionsの本家サイトは閉鎖されていますが、有志によりミラーリングがなされ、このリンク先もそもミラーサイトの一つです。)