物質化学専攻の紹介
現代生活に欠かせないパソコンや携帯電話、光通信ネットワークなどに使われている素材を追究しています。
- 文明の進歩とともに見いだされた素材・材料は、それらの特徴に応じて、より洗練または複合化されて機能材料として更なる文明の進歩を担っています。すなわち、金属材料、無機材料、有機材料、炭素材料がもつ電気伝導体、半導体、圧電・誘電体、磁性体、蛍光体、耐腐食・耐熱体などに代表される性質を組み合わせることにより、従来にはない高度な機能をもつ材料が産み出され、同時にその新しい機能を生かした技術が開発されてきました。現代生活にもはやパソコンや携帯電話、光通信ネットワークは欠かせませんが、これらの電気・電子機器、光学装置には、数多くの電子・磁性・光学材料が使われています。また、人体や地球環境への影響を配慮し、エネルギー効率の高い材料づくりや応用技術が求められています。
- 環境調和型社会の構築に寄与するための構造材料、エネルギー材料の設計と合成法、機能評価法の確立
- 我々はこれらの研究を通じて、次世代の高度情報化社会や環境調和型社会を支える無機・金属材料や有機・炭素材料および、複合材料の開発と応用技術に関わる研究を推進するスペシャリストの養成を行っています。
豊富な企画力と幅広い見識の育成を目指した教育研究を実践しています。
- 高度情報化社会や環境調和型社会を支えるセラミックス材料や有機・炭素材料などの機能設計、作製手法の開発、機能評価には、豊富な企画力と幅広い見識が必要です。これを育成するため、材料化学、固体化学、物性物理化学、界面物理化学、構造解析学を柱とした授業を通じて、問題解決能力の基礎となる思考能力や高度な専門知識を教育しています。また、各研究室での実践研究や、指導教官との論議を通して、自己表現・討論能力、企画・調査能力の養成を行っています。
グローバリゼーションへの対応も充実しています。
- 各研究室で実施されるゼミナールおよび研究発表会では、英語を使用し、国際的コミニュケーション能力を養うよう努めています。また、多くの国際共同研究を推進するとともに、国際的視野を身につけるための国際交流活動を行っています。特に、大学院生には、GCOEプログラムを通じて国際学会での発表はもちろんのこと、国際共同研究や交換留学の場をサポートしています。
機能材料化学講座
無機材料化学講座
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