北方圏環境政策工学専攻

北方圏環境政策工学専攻の紹介

北方圏における人間の安全で快適かつ充実した社会活動の営みに不可欠な空間・環境の創成を図るためには,寒冷地の社会基盤となる諸施設を計画の段階から建設,保全および廃棄に至るすべての段階を通して適切に管理する必要があります.ここでは,これらを統括的に管理するための総合的評価システムの展開が必要となります.そのためには,社会基盤における技術政策の工学的方法論の確立や技術政策プロセス策定における合意形成支援の導入等がなされなければなりません.本専攻は,複雑な環境社会問題において住民合意形成を図りながら,システム工学的・社会経済的な手法も導入し,幅広い視野から問題を解決する能力を持つ人材の育成を目的とします.これと併せて,社会資本政策の変遷の体系化と社会資本整備評価方法とその適用の国際的展開も目指します.具体的には,以下に示す領域に重点を置いた研究を行います.

  • 循環型共生社会における環境政策と廃棄物管理システムの構築
  • 寒冷地地域・交通システム計画方法と景観視環境評価手法の開発
  • 安全で安心できる寒冷地社会基盤システムのための技術開発および方法論の構築
  • 寒冷地社会基盤施設の設計法の開発
  • 寒冷地における社会資本政策と科学・技術に関わる史的体系の構築
  • 自然共生型流域環境のための流域管理技術の確立

ページの先頭へ