量子エネルギー医工学コースに所属する研究室・教員を紹介します。
教授
研究分野:陽子線治療物理、放射線音響
(総合理系1年生向けの)メッセージ
陽子線によるがん治療は、体内の標的も、メスとなるビームも、実は「目には見えない」世界で行われています。私たちは物理工学の力を使って、この見えないものを可視化し、標的だけを狙い撃つ未来の治療を創り出そうとしています。一筋縄にはいきませんが、だからこそ挑戦する価値があります。一緒に未来を創りましょう。
教授
研究分野:プラズマ応用工学、電離気体の基礎過程
(総合理系1年生向けの)メッセージ
量子の世界は物理学だけの研究対象ではありません。今後の科学技術競争では、量子を自在に操り、新しい応用を作り出した人(国、企業)が勝者になるでしょう。プラズマは物質を原子レベルに分解して組み立て直し、原料にはない機能を発現させるプロセス技術です。しかし、プラズマ応用の研究が始まって未だ日が浅く、本来できるはずのことのほんの一部しか実現していません。その意味で、諸君の目の前には無限の可能性が広がっています。この新しい分野に勇気をもってチャレンジできる学生には明るい未来が拓けるでしょう。
准教授
研究分野:大気圧プラズマ、プラズマ・液体相互作用、パルスパワー
(総合理系1年生向けの)メッセージ
皆さんの現時点での可能性は∞です。興味のなかった分野の内容も意外にやってみると面白いなんてことも結構あります。私自身も大学1年生のときは当時のIT革命等の影響で情報系の分野に興味がありましたが、次第に情報系への興味が薄れて電気系に進み、当時は思いもつかなかったプラズマの研究室に入り、その後北大では機械系の教員になっています。人生何があるかわかりません。多様な分野の教員がいる当コースをぜひ進路の選択肢に考えてみてはどうでしょうか?普通はやらないような変なプラズマ、新しいプラズマの研究に挑戦しています。アイデア次第で研究の幅が広がり、海外研究者にもウケる成果がでるのも魅力だと思います。お酒と野球観戦、ランニングが趣味で、子守にも追われています。
准教授
研究分野:プラズマ理工学全般、プラズマX線源応用、プラズマ診断
(総合理系1年生向けの)メッセージ
私が研究対象とする「プラズマ」は電磁気学・流体工学・統計力学・原子物理といった基礎学問に支えられた分野でありながら、産業応用にも直結する、学術と最先端技術が両立できる数少ない分野です。現在は半導体プロセスに関わる光源や高気圧プラズマの応用研究を行っています。世界に先駆けて開発した「プラズマ温度計」をはじめ、新しい計測技術に挑戦しています。研究の面白さと社会とのつながりの両方を感じながら、最先端の研究に取り組みましょう。
助教
研究分野:核融合炉工学、プラズマ材料相互作用、レーザー表面改質
(総合理系1年生向けの)メッセージ
核融合という言葉を聞いたことがありますか?実は、太陽が燃えているのは核融合反応のおかげです。この反応は二酸化炭素を出さずに大量のエネルギーを生み出します。これを利用して電気をつくるのが核融合研究です。これまで核融合は“夢のエネルギー”と言われてきましたが、今では実現まであと少しの段階まで来ており、国家間での競争も激しさを増しています。私は、超高温の核融合プラズマを安全に取り囲む材料の研究を行っています。核融合発電の実現という夢に向かって一緒に研究してくれる学生を待っています。
教授
研究分野:高精度電磁界解析手法、コンピュータトモグラフィーの高度化、遺伝的アルゴリズムを用いた逆問題解法
(総合理系1年生向けの)メッセージ
皆さんが社会に出る頃には、従来の学問体系にとらわれずに、幅広い知識が必要となります。量子エネルギー医工学コースは、量子を用いたエネルギー開発や、量子ビームを用いた医療応用を目指しており、他のコースと比べ、電磁気、流体、熱、粒子拡散等の幅広い物理分野、数学、情報だけでなく、化学も含めたより広い知識が必要となります。新しい学問体系の開拓に一緒に挑戦してみませんか?
准教授
研究分野:プラズマ/レーザープロセス、核融合炉工学、プラズマ・表面相互作用
(総合理系1年生向けの)メッセージ
プラズマやレーザーを使って、新しい材料や、優れた機能を持った表面を作る研究をしています。また、未来の基幹エネルギーの候補となっている核融合発電炉の早期実現のため、新しい炉システムや材料に関する研究もおこなっています。わくわくするような未来社会を一緒に創りませんか?
助教
研究分野:フュージョン(核融合)プラズマ物理,数値シミュレーション
(総合理系1年生向けの)メッセージ
究極のエネルギー源となるフュージョン(核融合)エネルギーの実用化のため、1億度にも達する超高温のプラズマに関する現象(主に加熱について)を数値シミュレーションで解析する研究を行っています。
プラズマ物理学は、力学、熱力学、統計力学、電磁気学、流体力学など物理の教科書に載っているほとんど全てを扱う、物理が好きな人におすすめの学問分野です。またフュージョンエネルギーの研究は、エネルギー問題を解決して世界を変える可能性があります(少なくとも私はそう思っています)。
みなさんも最先端のスーパーコンピュータを使ってフュージョンプラズマのいろいろな現象を解き明かし、我々と一緒に世界を変えてみませんか?
教授
研究分野:放射性廃棄物処理・処分、原子炉廃止措置、原子炉材料
(総合理系1年生向けの)メッセージ
放射性廃棄物処理・処分や原子炉廃止措置の研究は、原子力を「使い終えた後」に至るまで、その安全に責任を持つための重要な分野です。環境保全や持続可能な社会の実現に直結し、社会的意義が極めて大きい点が大きな魅力です。化学・物理・材料・土木など幅広い知識を活かせる学際性も特長であり、自らの専門が社会課題の解決に直結するやりがいがあります。本研究室では、放射性核種を用いた極微量分析法を活用し、環境中における移行現象などを解明する研究を進めています。最先端の分析技術を駆使しつつ、将来世代へ安全を引き継ぐための基盤の構築に、本研究室は日々尽力しています。
教授
研究分野:原子炉物理学、放射線輸送工学、数値計算工学
(総合理系1年生向けの)メッセージ
私はほぼ半世紀生きてきましたが、学びたいことがまだまだ沢山あります。研究・勉強を共にして、一緒に成長しましょう。
准教授
研究分野:次世代原子力システム、放射性物質移行挙動、金属ナトリウム熱流動・反応工学
(総合理系1年生向けの)メッセージ
原子力エネルギーは社会を支える基盤エネルギーの一つであり、中長期的に安定して利用できる技術です。その安全性と信頼性をさらに高めることが、研究の大きな目標です。私たちの研究室では、金属ナトリウムを用いた次世代原子力システムの安全性向上に関する研究を行っています。実験と理論の両面から、新しいエネルギー技術の可能性を探っています。金属ナトリウムを使った研究に一緒に挑戦してみませんか。
助教
研究分野:確率論的リスク評価、人間信頼性評価、小型モジュール炉(SMR)関連リスク評価、ナトリウム冷却高速炉安全評価
(総合理系1年生向けの)メッセージ
原子力エネルギーを安全に利用するためには、リスクの適切な評価と管理が不可欠です。しかし、リスクは目に見えず、定量化も容易ではありません。さらに、その対象は機器だけでなく、それを運用する人間の判断や行動にも及びます。このような複雑な課題に対し、モデル化やデータ解析を通じてリスクを定量的に捉えることは、本分野の重要な研究テーマです。困難である一方、新たな知見を切り拓く大きなやりがいがあります。本研究室では、原子力リスク評価の分野に主体的に取り組む意欲ある学生を歓迎します。
センター長・教授(兼担)
研究分野:放射性廃棄物処理・処分、原子炉廃止措置、原子炉材料
(総合理系1年生向けの)メッセージ
原子力は発電だけでなく、医療や産業など幅広い分野で社会を支える重要な技術です。一方で、安全の確保や廃棄物の処理など、長期的な責任も伴います。これらの課題に取り組むには、専門知識と倫理観を備えた人材の育成が不可欠です。
当センターでは文部科学省の補助金を活用し、国内で原子力を学ぶ学生の皆さんに向けて、オンライン教材や実験・実習、施設見学など多様な学習機会を提供しています。あわせて、大学・企業・国立研究所をつなぐハブとしての役割を果たし、さらにリカレント教育やすそ野拡大にも取り組んでいます。
副センター長・特任教授
研究分野:放射線遮蔽工学、放射線物理
(総合理系1年生向けの)メッセージ
放射線、放射能、さらには原子力について、一緒に考えてみませんか。これらは私の世の中に様々な形で貢献しています。今や、これらの利用がなくては、世の中は動きません。皆さんの身近にあるものの多くは、何らかの形で利用しています。
例えば、スマホや車ですら、これらなしでは存在しえません。さらには、皆さんが便利に使っている電気の一部もこれらを利用しています。にもかかわらず、理解が不十分なために、過剰に恐れる人が沢山いるのは、大変残念です。
当センターの教材、実習で、共に学び、一緒に考えていきましょう。