理事長あいさつ
年度はじめに寄せて
北海道大学工学部同窓会理事長 佐々木克彦

同窓生の皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。日頃より同窓会活動に対し、温かいご理解とご支援を賜り、心より御礼申し上げます。
新たな年度を迎えるにあたり、同窓会は、単なる懇親の場にとどまらず、世代や分野を超えた知の交流の場であり、母校を支え、次代へとつなぐ大切な基盤であると、あらためて同窓会の役割と意義について思いを巡らせております。
さて、現在の世界に目を向けますと、国際情勢は依然として不透明さを増し、地政学的な緊張、気候変動への対応、経済構造の変化など、私たちを取り巻く環境は大きく揺れ動いております。また、AIをはじめとする技術革新は社会の在り方そのものを変えつつあり、これまでの常識や価値観が問い直される時代に入っています。
このような時代においてこそ、私たちが母校で培った「学ぶ力」と「つながる力」が重要性を増しています。同窓生一人ひとりがそれぞれの現場で果たす役割は小さくなく、その積み重ねが社会全体の持続的な発展へとつながっていくものと確信しております。そして同窓会は、その歩みを支え合い、結び直す場であり続けたいと考えております。
しかしながら、同窓会の現状を見ますと新卒者の入会率が減少傾向にあり、予算的に厳しい状態になっております。このため、会員増強の一つの方策として、本年度より学部在学生の入会を可能とし、入会者には新たに設けた海外渡航助成制度への応募の権利を付加することといたしました。さらに、昨年度から卒業時に同窓会費を納めた学生に学位記ホルダーの提供を始めました。これらの新しい試みを積極的にアピールすることにより、学内における同窓会の存在感を高め、会員増強に努めていきたいと考えております。また、本年度も、同窓生相互の交流促進に加え、若い世代への支援や大学との連携強化など、さまざまな取り組みを進めてまいります。変化の激しい時代だからこそ、原点を大切にしながら、新たな価値の創出にも挑戦していく所存です。
結びに、同窓生の皆様のますますのご活躍とご健勝を心よりお祈り申し上げますとともに、本年度も変わらぬご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、ご挨拶といたします。

