H18年7月6日の活動

シンポジウムにおける各企画内容の打ち合わせ


前回までの議論の総括
 前回は、シンポジウムのテーマ、日程、場所、企画の概要といった大まかな内容について話し合いました。今回は、まず会議の冒頭において堀RAから前回までの議論を総括してもらい、シンポジウムの枠組みについて改めて確認を行いました。具体的には以下の内容です。
(1)タイトル:「COE若手研究者のシンポジウム −交流とこれからの発展を目指して−」
(2)日程:10/4(水)〜10/6(金)
(3)会場:学術交流会館
(4)シンポジウムの内容
  @  渡辺拠点リーダーによる基調講演
  A  若手会の活動報告
  B  若手研究者発表
  C  OBによる講演
  D  共同研究の紹介
  E  パネルディスカッション
  F  懇親会

*シンポジウム開催の通知は学外にも行うが,基本的には本COE拠点内の方々を対象とする。

今回の議事内容
 前述のとおり、これまでの議論においてシンポジウムのコンセプトや大まかな企画に関してはまとまって来ています。これからは、さらに各企画について具体的な内容を決定していかなければなりません。そこで今回は、企画内容について話し合いを行いました。以下のような意見が出されています。

(1) 渡辺リーダーによる基調講演

COE拠点リーダーである渡辺教授へ事前に基調講演のお願いに伺ったところ、講演内容について次のようなご提案を頂くことができました。
「大学の大衆化が大学院博士課程にまで及んでいる今日,若手研究者が頭一つ抜けるために何が重要か,
どういうことが必要か

(2) 若手研究者発表

本企画については、議論の中で次のような問題点が指摘されました。まず、RA, PD全員が自身の研究について口頭発表を行うと時間がかかり過ぎること。次に、異分野の人間が聞いても馴染めないということ。このような問題点から、本企画においては目的を設定することが必要との意見が多数を占めました。これに対し,以下の提案がありました。

@ 若手研究者マップの作成

0  各人が行っている研究上のつながりをマップにし,それに基づいて研究発表を行うようにしてはどうか?
 これにより,研究と研究のつながりを把握,自覚できるのではないか?(堀RA)

0  ひとりひとりと自身の研究について意見を交わさなければならず,誰がどのようにして作るのかを考えると,
 現実的には非常に困難である。(岸本PD)

A 発表を個人単位でなく研究室やグループごとにしてはどうか?

0  発表をグループごとにすると,他グループからの質問は出づらいので,発表後のディスカッションが行われない事態が
懸念される。また,トピックが幅広くなりすぎて内容が漠然としてしまい,具体的な研究内容について議論できないのではないか?(胡桃沢PD)

0  これにより,研究と研究のつながりを把握,自覚できるのではないか?(堀RA)
 
0  ひとりひとりと自身の研究について意見を交わさなければならず,誰がどのようにして作るのかを考えると,
 現実的には非常に困難である。(岸本PD)

0  グループ内に設定された研究テーマ(サブグループ)ごとにしてはどうか?
 
0  口頭発表とポスター発表を組み合わせてはどうか?
 
0  報告書を作ることを前提に,各人の研究に関しては文章でつくってもらうのがよいのではないか?

B どのような内容で発表を行うか?

0  自身(または所属するグループ)の研究のCOE内での位置づけを意識する。
 
0  通常,学会などの発表では自分ができること(うまくいったこと)のみを発表するが,このシンポジウムは逆に,
 自身のできないことについて言及する場としてもよいのではないか?(松本RA)

0  ある分野ではごく当たり前のことが他分野では全く未知である場合があり,これを補う可能性があることを考えれば,
 自身にとって未知であることを言及することは意味があるのではないか。(桑山RA)

C 上記A,Bを踏まえ,サブグループごとに口頭発表を行い,個人の研究内容は文章化して報告書にまとめる。
    また,有志によるポスター発表を行うことが暫定的に決まった。


(3) OBによる講演について


0 OB講演については、時間の都合上今回は十分議論を進めることはできませんでした。
 ただ、簡単な意見交換の中で次のような指摘がなされております。
 
0 OB全員をただやみくもに呼集するのではなく,現在の職種(企業or大学の研究機関,日本or海外)に
 分けた方がよいのではないか?(胡桃沢PD)

※ 次回の若手会は7/13(木)9:10より行います。議論の内容は、今回十分に行うことができなかったOBによる講演についてです。また、シンポジウムにおける役割分担を取り決めることも予定しております。


<< 前へ次へ >>