研究チームの特徴

鋼コンクリート複合構造やコンクリート構造物の延命化技術に関する研究を行っています。

鋼コンクリート複合構造に関する研究

複合構造は，鋼構造とコンクリート構造の長所を合理的に組み合わせた高性能な構造です。しかしながら，複合構造は自由度が高い構造形式であるがゆえに，設計で考慮しなければならない特有の問題があります。当研究室では，複合構造において力学的挙動が未解明の問題を取り上げ，研究成果を設計基準等への反映することを目指すとともに，複合構造を利用した新たな構造形式の創出に資する取り組みを行っています。

コンクリート構造物の延命化技術に関する研究

高度経済成長期に整備された社会基盤施設は，更新時期を迎えようとしています。そのような中で，社会基盤施設を構成するコンクリート構造物の延命化に関する技術開発への期待が高まっています。構造物は，供用が開始されてから寿命を全うするまでに，調査と点検，診断，補修または補強工法の選定といったサイクルで維持管理が行われます。当研究室では，点検データに基づく信頼性の高い診断手法の開発や新たに開発された高性能な材料の接着技術に関する研究に取り組んでいます。