Messages from Doctoral Students
博士課程学生からのメッセージ
博士課程は自身の成長に最適!

総合化学院総合化学専攻
物質化学コース
エネルギー材料化学研究室
博士後期課程1年
髙橋 拓也
- 出身高校
- 北海道札幌北高等学校
- 研究分野
- 無機化学、電気化学
- 研究テーマ
- 新規H‒イオン伝導性酸水素化物の創生
- 趣味
- 読書(漫画)
- ひとこと
- 研究室でインスタやってます!!(@enezai_lab)
- 研究室ホームページ
私が博士課程への進学を決めた主な理由は、研究内容が非常に魅力的だったことです。私は、再生可能エネルギー由来の電力と水蒸気で、温暖化ガスを排出せずに水素を作る材料を開発しています。温暖化ガスによる諸問題の解決にカーボンフリーな水素生成技術は欠かせません。そのため、博士レベルの専門知識が社会から強く求められます。また、社会問題と直結した研究であることが興味やモチベーションにつながり、結果として進学を決める大きな要因となりました。
経済的な支援が充実していたことも理由の一つです。北大の支援は幅広く存在しており、私はEXEX博士人材フェローシップ生として月額18万円の生活支援を受けています。
博士課程は、生活支援を受けながら専門性を高められるので、自身の成長に非常に適した環境であると思います。もちろん、学部・修士時代と比べて大変な時もあります。しかし、海外出張の空き時間で観光したり、研究室のメンバーで遊びに行ったり、休日には旅行に行ったりなど、楽しみも非常に多いです!


よく学び、よく遊べ

材料科学専攻
エネルギーメディア変換材料研究室
博士後期課程2年
清水 友斗
私はアルミニウム(Al)系の金属が溶ける際に発生する潜熱を利用した蓄熱技術の研究に取り組んでいます。潜熱は身近な例では、0℃での水⇔氷の変化でも発生します。Alは660℃で溶けるため、まるで「高温の氷」を扱うようなイメージです。しかし、液体のAlはそのままでは扱いづらいため、私たちはAlを小麦粉ほどのサイズのマイクロカプセルに封入しています。このカプセルの開発及び利用技術について、材料科学や蓄熱工学の視点から研究を進めています。本材料は再生可能エネルギーや産業排熱の貯蔵・利用に応用が期待されます。
博士課程では、国内外の学会に参加する機会が増えます。特に、国際学会での海外の専門家との議論や、海外の文化を直接体験することは、研究や生活面で新たな価値観を得る貴重な経験です。また、研究室では、研究以外にも様々な行事ごとの打ち上げや、研究室旅行などのイベントもあります。私たちの研究室のモットーは「よく学び、よく遊べ」です。私自身、このモットーを胸に日々の研究室活動を楽しんでいます。

