Messages from Doctoral Students
博士課程学生からのメッセージ

Message 1

研究も趣味も休息も全力で!

北方圏環境政策工学専攻
先端モビリティ工学研究室

博士後期課程1年
福井 千菜美

出身高校
私立吉祥女子高等学校
研究分野
交通工学
研究テーマ
VRドライビングシミュレータを使用したドライバー挙動の分析
趣味
散歩・ドライブ・ピアノ・キックボクシング・読書
ひとこと
盆栽はじめました。日々穏やかに過ごしています。

VRドライビングシミュレータを利用してドライバーの行動を分析し、より安全な交通環境を実現するための研究に日々励んでいますが、その研究活動の醍醐味の一つが学会発表です。特に国際会議では、海外の専門家とのディスカッションだけでなく、名前も知らないような異文化の食事を楽しむことができるのも魅力です。

博士後期課程の学生は、研究に没頭するだけの孤独な生活を送っている……周囲からはそう思われているかもしれません。もちろん研究は日常生活の一部ですが、時間を工面しながら趣味や休息、後輩たちとの交流に時間を割き、ストレスを解消しつつ研究への活力を高めています。

進学を選択した理由はいくつかありますが、高い専門性を身につけたいという気持ちが大きな動機でした。過去の自分を超えてレベルアップし、自分にしかできないことをなすためには、厳しい環境に身を置くことで自分を追い込むことが必要だと考えています。研究も趣味も休息も全力で行い、日々を充実させながら自分自身と戦っています。

国際会議での留学先の友人たちとの集合写真
車内でドライビングシミュレータ実験をするための実験設備
Message 2

博士後期課程はプライスレス

環境循環システム専攻
資源マネージメント研究室

博士後期課程3年
岡田 夏男

出身高校
三重県立川越高等学校
研究分野
鉱山工学
研究テーマ
ハイパースペクトルイメージングと機械学習を組み合わせた鉱物同定システムの開発
趣味
旅行
ひとこと
鉱山工学を学んでいます。

秋田大学で修士号を取得し、2022年度から現在の所属に移りました。初年度はDXプログラム生として採用され、翌年度から日本学術振興会の特別研究員(学振)として採用されています。

学振では毎月20万円の生活費をいただいていますが、税金を抜くと手取りは16万円くらいになる感じです。私の場合、学振とは別に非常勤講師やTAとしても働いており、実際の手取り額には毎月数万円が上乗せされています。同世代の社会人と比べると高収入とは言えませんが、研究に没頭できる環境や、社会的に自由な学生という身分を得られることは、博士後期課程に進む魅力の一つだと思います。

他大学からの入学ということもあって、札幌に来た当初はいろいろなことに不慣れで戸惑ってばかりいました。しかし北大では、私が初年度に採用されたDXプログラムをはじめ、海外派遣制度や博士専用の就職支援など、博士学生をサポートする仕組みが整っています。担当教官のお力添えはもちろん、大学からの強力なサポートのおかげで、安心した生活を送れています。

地質標本館での実験の様子
ザンビアで食べた肉