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令和5年度 工学部オープンキャンパスが開催されました

図1 体験講義は、北海道大学工学部で最大のホールが満員になるほど盛況でした

令和5年度工学部オープンキャンパスが8月6日(自由参加プログラム)、7日(高校生限定プログラム)の2日間にわたり開催されました。昨年は新型コロナ感染症対策として会場への収容人数制限が適用されましたが、本年度のオープンキャンパスでは制限を撤廃し完全対面形式で、総計1,400名を超える多くの参加を頂きました。

初日には、環境社会工学科廣吉直樹教授による「資源はめぐる」、応用理工系学科野村竜司教授による「超低温・超伝導・超流動」、情報エレクトロニクス学科野田五十樹教授による「ロボカップとAIと社会」、機械知能工学科東藤正浩教授による「医療と福祉に貢献する機械知能工学」の4つの体験講義が行われ、高校生、高専生だけでなく、小中学生と親子連れなど幅広い年代の合計1,080名もの参加者が熱心に耳を傾けていました(図1)。同日開催された工学部進学相談会は、予約がすぐいっぱいになるほど人気で、受験、コースや学科の違い、学生生活など詳しく説明を受けていました。

2日目に実施された研究室体験では、工学部応用理工系学科、情報エレクトロニクス学科、機械知能工学科、環境社会工学科の24研究室からバラエティ豊かな研究体験プログラムが提供され、合計344名の高校生が参加しました。それぞれのプログラムへの参加を希望する5〜10名の高校生が各研究室において実験や分析、映像紹介を通して最先端の研究に触れ、科学技術の進歩を間近に体感できたことと思います(図2)。研究を説明する教授に対して熱心に質問する生徒も多くおり、活発な議論を経て、有意義な体験プログラムになりました。

オープンキャンパスは、先生や大学院生が、教育、研究、そしてキャンパスライフを参加者にわかってもらえるよう時間をかけて準備し、工夫をこらして毎年異なるプログラムを考えますので、最新の北海道大学工学部を知るには一番の機会となります。今年参加した方は来年も、今年参加できなかった方は来年こそ是非ご参加ください。北海道大学工学部の教職員、学生一同お待ちしています。

(工学研究院・工学院・工学部広報室長 渡部 靖憲)

図2 研究室体験 “最先端建設技術「コンクリートの3Dプリンティング」” の研究体験の様子