ニュース&レポート

工学研究院・工学院の
ニュースをお伝えします。

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国際Ph.D.シンポジウムが開催されました

11月8日(水)〜10日(金)に、土木系コース主催で国際Ph.D.シンポジウムを「Synergy in Civil Engineering towards Realization of a Global Sustainable Society」のテーマのもと、工学部において開催しました。

海外から合計13名の博士課程学生を招待し、本学を含む国内の博士課程学生と共に、持続可能な社会の形成を目指して多くの議論や交流を行いました。

基調講演では、堺孝司氏(日本サステナビリティ研究所)から、持続可能性を考慮した新たな構造設計論の実用例を紹介していただきました。ゲスト講演では、金縄知樹氏(JICA)から、先進国をターゲットとした道路アセットマネジメントの開発を、平井靖幸氏(北海道開発局)からは、世界的な水資源の現状に関してご講演いただき、大変貴重なお話をいただくことができました。

その後、合計6セッションにわたり、博士課程学生から24編の抄録の口頭発表、また、本学及び鹿児島大学の修士課程学生から31編のポスター発表を行い、活発な議論が展開されました。

最終日には、小樽市内でテクニカルツアーを行い、充実した3日間を過ごすことができたと感じています。

(工学研究院環境フィールド工学部門准教授 ヘンリー・マイケル・ワード

出席者内訳
  • ブリティッシュコロンビア大学(カナダ)2名
  • ミュンヘン工科大学(ドイツ)1名
  • シドニー大学(オーストラリア)2名
  • タマサート大学(タイ)2名
  • カセサート大学(タイ)2名
  • デラサール大学(フィリピン)1名
  • ハルビン工科大学(中国)1名
  • 漢陽大学(韓国)2名
  • 東京大学1名
  • 埼玉大学1名
  • 北海道大学9名
集合写真

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次世代リーダー(修士・博士)企画・運営・おもてなし!!
「21世紀における資源と環境の持続的マネジメント国際シンポジウム

工学研究院では、次世代のリーダー(修士・博士)が自ら企画・運営して世界の若手研究者や世界的権威と積極的に交流を行う国際シンポジウムに対する経済支援を行っています。11月6日(月)、環境循環システム専攻の学生達が企画した「21世紀における資源と環境の持続的マネジメント国際シンポジウム」が開催されました。

本シンポジウムは、環境循環システム部門にとって2回目の開催であり、今回は特別セッションとして、世界10大汚染に選定・公表されたザンビア・カブウェイ地域の鉛汚染問題の解決を目指した研究を行っている研究チーム(工学研究院からは同部門が参画)とのコラボを企画しました。

当日は、北海道大学関係者をはじめ、海外から世界規模の環境修復に関わる研究者が一堂に会し、活発な議論が交わされました。また、秋田大学からは、坑内掘鉱山や爆破による採掘を体験できるバーチャルリアリティーの特別展示もあり、工学系の資源開発に馴染みのない研究者の理解も大きく深まりました。

本シンポジウムでは、上記研究チームに所属する日本人学生、ザンビアからの留学生が主体となって、全ての運営が学生だけで行われました。学生たちは、学部や大学、国の枠を超えたシンポジウムを主導することを通じ、異分野国際協働が必要な世界的課題を解決する次世代リーダーとして大きく成長したように感じます。

(工学研究院環境循環システム部門准教授 伊藤 真由美

博士課程学生の参加者内訳
  • 北海道大学68名
  • ザンビア8名
  • チュラロンコン大学(タイ)1名
  • セルビア5名
  • 秋田大学5名
会場の様子
懇親会の様子
集合写真

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スイス連邦工科大学チューリッヒ校に21名が訪問しました

スイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETH)は世界の研究拠点大学で、これまで21名の自然科学系ノーベル賞受賞者を輩出し、その知的財産で欧州全体を動かしています。

北海道大学とETHは、2007年に大学間交流協定を締結し、約18ヶ月周期で学術交流シンポジウムを相互に開催してきました。スイスの国土面積と人口は北海道と同程度で、その共通点は、美しい自然の中で最先端の基礎研究を行っていることです。

第7回の学術交流シンポジウムは、11月19日(日)~21日(火)にETHで開催されました。本学からは名和豊春総長のほか、工学研究院と総合化学院から総勢21名がチューリッヒに飛びました。

過去数年の共同研究の成果が出て、若手研究者達も将来の研究展望に関する意見交換で沢山の華を咲かせました。

(工学研究院エネルギー環境システム部門 村井 祐一、 工学研究院応用化学部門教授 伊藤 肇

集合写真

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北海道大学ホームカミングデー2017が開催されました

9月30日(土)、“Be Ambitious Again!”をキャッチフレーズに、「北海道大学ホームカミングデー2017」が開催されました。本行事は、本学の同窓生や在学生、そのご家族に緑豊かなキャンパスにお集まりいただき、本学の現状や教育研究の諸活動を紹介するとともに、参加者相互の親睦を深めていただくことにより、同窓生等と本学の連携強化、相互理解を深めることを目的としているもので、今回で6回目の開催となりました。

工学研究院・工学院・工学部主催の行事では、講演会のほか、土木工学研究棟内覧ツアーが開催され、100名以上の参加者が、7月に竣工したばかりの施設や多くの実験設備を興味深く見学していました。全体懇親会には約40名が参加し、同窓生同士の親睦を深めるとともに、同窓生と現役教員との交流など、短い時間ではありましたが、和やかな雰囲気のなか、盛会のうちに終了しました。次回、第7回のホームカミングデーは、平成30年9月29日(土)の開催を予定しています。

(総務課)

キャットウォークから土木工学研究棟を見学する参加者
全体懇親会の様子