建築都市空間デザイン専攻の紹介
本専攻は,人間的・持続的生活環境を目指した建築都市空間の新しい計画・デザインに関する「観」・「論」・「術」の開発を目標としています。3つの研究視点『Heritage & Habitation, City & Community, Structure & Safety』を有機的・重畳的に統合し,建築空間及び都市空間を支える安全機構の構築技術・デザイン能力を身につけ,社会安定化への新技術創生・応用展開を行いうる人材,および建築及び都市の環境共生型空間理念とそのデザインに関わる問題の提起能力,問題解決能力を身につけ,独創的,かつ総合的な研究開発を行うことができる人材の育成を目指しており,空間防災講座と空間計画講座とで構成しています。
空間防災講座
本講座は、建築構造工学,建築構造計画学,都市防災学の3研究室で構成され,生命・財産・文化の保全から都市社会の機能維持に至る広範囲な防災機構を実現することをターゲットに置き、建築構造要素の性能解析技術と構造システムの損傷制御技術の開発、建築都市空間の安全システムの構築を主たる研究領域とします。建築都市空間を自然科学の側面から支える高度な解析技術を身につけ、これらを統合し空間デザインへの展開を行いうる人材の育成を行います。
空間計画講座
本講座は、建築史意匠学,建築計画学,都市地域デザイン学の3研究室で構成され,建築・都市空間の計画とデザイン、地域コミュニティの再生・協創に関するリデザインに関して、北方環境文化圏の人間的空間の創造を支えるグローバル・スタンダードの確立・推進を支える教育・研究を行います。21世紀に求められる次世代型環境に向け、より高質な生活環境の持続的発展を支えうる、建築都市空間の計画・デザイン「観・論・術」の拠点形成の確立を目指すと同時に、コミュニティ・デザインの視点も加えて、地域との協働による参画・協創型のデザインプロセスの確立と実践の支援を推進します。