17年5月12日の活動


“企画力・リーダーシップ・コミュニケーション能力のある研究者を目指す”

若手研究会における大きな目標です。その中でも研究プロジェクト企画について、その方法論を参加者同士で議論しながらより良い手法を学ぶ、これが今年度の重要なテーマとなっています。 2005年第二回目若手研究会(5月12日)より、具体的に研究プロジェクト企画の方法論習得について活動が始まりました。


発想法としての「KJ法」と「ブレインストーミング」の紹介

〜若手勉強会としてどんな研究やプロジェクトができるか、を例に〜

話題提供者:資源再生工学研究室・伊藤先生
[活動風景のレポート]

 伊藤先生より「KJ法」「ブレインストーミング」についてお話がありました。研究課題となるキーワードを列挙→グルーピング→比較・議論→企画→実行→評価といった手順で行うそうです。
印象深かったのは、まず研究テーマを新たに見つける最初の段階“研究キーワードの列挙”の時点では、発案者は何も考えず、自由にキーワードを列挙し、さらに出された案に対して批判は一切行わないという点でしょうか。

 伊藤先生より紹介が終わると、参加者同士で簡単に行ってみました。とにかく思いついたキーワードを列挙しまとめてみる。最初なので方法を経験する程度でしたが、参加者からは、「目的をもっと具体的に設定してから行うべきではないか?」「分野の違うもの同士が集まるとお互いに未知のキーワードが多く,議論しづらい」「グルーピングの後,どのように考えればよいのか.より大きなグループにまとめてみてはどうか(そのためにはもう少しテーマの絞込みが必要)」といった意見が出されました。

  様々な分野の方が集まる若手研究会、それぞれの理解する領域も大きく異なる中どのように皆で研究について議論できるのか、今後も活動を発展させていく予定です


分野別研究トレンド報告会

話題提供者:維持管理システム工学研究室・松本、廃棄物処分工学研究室・岡田
各分野では現在どのような事柄が問題となっており,どのような研究テーマが存在しているのかといった現状等を報告。若手研究会では研究分野の相互理解のため、このような情報交換を継続的に行っていきます。

[今回の報告内容]
  • 社会基盤構造物の多くがいま使用寿命を迎えようとしており,維持管理,リサイクルが今後重要である。
  • 持続可能な循環型システムの為には,長寿命化,コスト削減,環境負荷の低減,リサイクル技術の開発が必要
  • 廃棄物の溶融スラグの再利用に関する研究紹介(特にコンクリートの細骨材への利用の可能性)


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