Robust BOSAI シンポジウム

目的/Purpose
ロバスト農林水産工学研究開発プラットフォームは、新たに防災技術イノベーション研究会を発足し、Society 5.0を目指した高度な技術やノウハウの共有、新たな研究開発、防災教育と人材育成までを実現するための、産・官・学・民コンソーシアム設立を目指したRobust BOSAI シンポジウムを開催致し、「防災による農林水産業のフィールドのロバスト化」を考えます。
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概要/Abstract
【主 催】北海道大学、ロバスト農林水産工学研究開発プラットフォーム
【日 時】平成30年9月25日(火)13:00~17:00
【場 所】北海道大学大学院工学研究院 フロンティア応用科学研究棟2F鈴木章ホール(レクチャーホール)
    (札幌市北区北13条西8丁目
【内 容】13:00 開会の挨拶 増田 隆夫 教授 工学研究院長13:10 趣旨説明 野口 伸 教授 農学研究院 副研究院長13:20 基調講演「近年の災害特性の変化について」清水 康行 教授 工学研究院13:50 新たな防災技術に関する「産・官」からの話題提供     ①海洋未来都市構想GREEN FLOATの実現に向けて      吉田 郁夫 清水建設㈱ フロンティア開発室 海洋開発部副部長     ②SNSを駆使した地域おこし(災害時の対応、地域の魅力発信等)      山形 巧哉 北海道 森町 総務課 情報管理係長     ③最近の気象変化に対応する技術開発(データ融合による災害時のモビリティ支援の取り組みについて等)      丹治 和博 日本気象協会事業本部 防災ソリューション事業部技術統括     ④食と観光の大地北海道における防災      今 日出人 特任教授 工学研究院(元 北海道開発局長)14:50~15:05 休憩15:05 新たな防災技術に関する「学」からの話題提供     ⑤超小型衛星を用いた新しい防災の可能性      戸谷 剛 教授 工学研究院     ⑥広域・局所的な防災・環境保全に向けた森林火災の高精度予測化・モニタリング等      安成 哲平 助教 工学研究院     ⑦NaLAシステムの概要と漁業の防災適用への可能性      髙木 力 教授 水産科学研究院     ⑧平成28年台風10号水・土砂災害への北海道大学の取り組み事例      林 真一郎 特任助教 農学研究院16:10 パネルディスカッション     パネルディスカッション話題提供者:泉 典洋 教授 工学研究院     コーディネーター:瀬戸口 剛 教授 工学研究院 副研究院長16:50 閉会の挨拶 西井 準治 理事・副学長17:30~19:30 交流会(会場:北大北部食堂、会費3000円)
【参加費】無料
【詳 細】Robust BOSAI シンポジウム フライヤーPDF
【申込み方法】こちらのページ(外部サイト)から、お申し込みください。
報告/Report
 9月25日(火),フロンティア応用化学研究棟鈴木章ホールにおいて,「防災技術イノベーション研究会 Robust BOSAIシンポジウム」を開催しました。
 近年の気象変動により,農林水産業の生産現場は,従来の方法では対応が不可能な甚大な自然災害の危険に脅かされているため,自然災害に対する生産現場のロバスト化(強固にすること)が重要性を増しています。この状況を踏まえ,本学では新たに防災技術イノベーション研究会を発足し,Society 5.0を目指した高度な技術やノウハウの共有,新たな研究開発,防災教育と人材育成までを実現するための,産官学民コンソーシアム設立を目指すこととなりました。本学は今回のシンポジウムをそのキックオフイベントと位置づけ,産・官・学の領域から専門家を招き,参加者と共に「防災による農林水産業のロバスト化」について考えました。
 当日は,増田隆夫工学研究院長の開会挨拶,野口 伸農学研究院副研究院長の趣旨説明の後,清水康行工学研究院教授による基調講演が行われました。
 続いて,防災技術に関する『産・官』からの話題提供として,吉田郁夫清水建設株式会社フロンティア開発室海洋開発部副部長,山形巧哉北海道森町総務課情報管理係長,丹治和博日本気象協会防災ソリューション事業部技術統括,今日出人工学研究院特任教授(元北海道開発局長)の4名から講演をいただきました。
 後半は,防災技術に関する『学』からの話題提供として,戸谷 剛工学研究院教授,安成哲平工学研究院助教,髙木 力水産科学研究院教授,古市剛久農学研究院学術研究員の4名から講演をいただきました。
 続いて,瀬戸口剛工学研究院副研究院長がコーディネーターを務め,泉 典洋工学研究院教授と話題提供者8名によるパネルディスカッションが行われました。「天気予報の予測技術を高めるだけではなく,気象現象が市民生活に与える影響を具体的に提示することが必要である」,「技術を実際に使うユーザーの観点が抜けている。研究者は,自治体が災害時にどのようなプロセスを経て避難勧告・指示を出しているのか知らずに研究している。避難指示の決定の際,どのようなデータをどのように使っているのか知らないと,実際に役立つ物はできないと思う」など,活発な意見交換が行われました。
 最後に,西井準治理事の挨拶で閉会となりました。本フォーラムには一般企業,関連団体,行政機関さらには一般市民など約170名が参加し,農林水産現場における防災への関心の高さが窺われました。シンポジウム後は交流会が開催され,参加者の親睦を深めるなど,非常に有意義な時間となりました。
■報告PDF
その他/Others
■北大時報(2018.10)PDF
■文教ニュース(2018.10.29)PDF