電子制御システムコース Course of Electric Control System

ヒューマノイドロボットをスムーズに動かしたい!

未来が明るくなるモノづくりがしたい!

電気・情報系と機械系の融合システムを総合的に構築。

人型ロボットやGPSシステム、ハイブリッドカー、リニアモーターカーなど、現代を代表する技術では、個々の構成要素の性能・品質はもちろん、これらをいかに組み合わせて最適化させるかが大きなポイントです。 そのため、電気・情報系と機械系を高度に統合するための研究・開発が重要視されています。

ジェネラリストとスペシャリスト、双方の能力を磨く。

環境にやさしいエネルギーの実用化、災害による被害の最小化、人間と技術との協調……
このようなシステムを創成し、安全で豊かな社会を実現するために、本コースでは、多様なシステムを総合的にとらえるジェネラリストの能力と、各システムに精通したスペシャリストの能力を養います。

学生の声

未来が明るく便利になる ものづくりを

木戸 美冬
情報エレクトロニクス学科 電気制御システムコース4年
(北海道函館中部高等学校出身)

パソコンや機械に強くなりたいと思ってこのコースを選びました。ハードウェアもソフトウェアも学ぶことができるので、幅広い知識や技術が身につき、そのために様々な分野で就職に強いこともこのコースの特徴です。自分の可能性を広げたい人、伸ばしたい人におすすめです。ロボット、電力、画像処理、自動車やモータ等、何か興味を持てるものを見つけて、未来がより明るく便利になる新しいものを創り出しませんか。

大学院生の声

安定して動作する ヒューマノイドロボットを

小貫 督仁
大学院情報科学研究科 システム情報科学専攻 知能ロボットシステム研究室
修士課程2年

ヒューマノイドロボットという人型二足ロボットを対象とした研究をしています。開発目的の一つに、災害救助などの過酷な状況下での作業がありますが、現状ではまだ難しいです。そのような場面を想定して、砂や雪のような軟弱地面の上で安定して動作することを目標としているのが私の研究です。ヒューマノイドロボットが人の代わりに働くようになるにはまだ時間が必要ですが、将来の発展に貢献できるよう研究を続けています。

こんな人におすすめ

歩行ロボットを作ってみたい人、ハードウェアとソフトウェアを自在に駆使するシステムエンジニアを目指す人、エネルギー問題や環境問題に取り組みたい人などに向いています。持続的発展が可能な社会を自ら築いていこうとする意思、新しい技術を切り拓いていく発想力と柔軟な思考能力、環境と調和したシステムを創成できる高い感性を持った人、理学・数学・エレクトロニクス・情報科学の基礎知識を習得するとともに、科学や技術の新しい成果に対する旺盛な知的好奇心がある人を望みます。

カリキュラムの特徴

ハードウェア技術とソフトウェア技術を両輪とした教育。

情報科学とエレクトロニクスを基礎として、ハードウェア技術とソフトウェア技術を両輪とした教育を行っています。カリキュラムとしては、ソフトウェアを応用した科目とハードウェアを応用した科目の他に、ソフトとハードを駆使する科目として、ロボティクスやディジタル制御などがあります。また、基礎的科目の理解を深め、総合的・創造的能力を培うため、ロボット制御、電気システム、フィールド情報に関する長期実験を行います。

コース カリキュラム

1年次(総合教育部)
全学教育科目
●教養科目(文学、芸術、歴史等) ●外国語科目 ●基礎科目(数学、物理、化学、生物) ●情報学 など
2年次
学科共通科目・コース専門科目
●応用数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ ●力学基礎 ●計算機プログラミングⅠ・Ⅱ ●応用数学演習Ⅰ・Ⅱ ●計算機プログラミング演習 ●電磁気学 ●電気回路 ●情報数学 ●線形システム論 ●電子回路 ●ディジタル回路 ●応用電気回路 など
3年次
コース専門科目
●情報モデリング ●画像計測工学 ●システムデザイン ●最適化理論 ●ロボティクス ●電気機器学 ●電気制御システム実験I・II ●ディジタル制御 ●空間フィールド情報学 ●電気エネルギー工学 ●ディジタル形状設計 ●パワーエレクトロニクス ●システムマネジメント ●計算知能工学 ●メカトロニクス基礎  など
4年次
コース専門科目
●卒業研究 など
修士課程・博士後期課程
大学院情報科学研究科システム情報科学専攻
●システム制御理論特論 ●ディジタル幾何処理工学特論 ●ヒューマンセントリックシステム特論 ●システム環境情報学特論 ●電気エネルギー変換特論 ●電気システム特論 ●電磁工学特論 ●知能システム特論 ●システム展開情報学特論 ●リモートセンシング情報学特論 ●デジタルヒューマン情報学特論 ●システム情報科学特別演習I・II ●システム情報科学特別研究 など

卒業生からのメッセージ

シンプルで汎用的な物体操作方法を開発。


米国R&D100Awards授賞式にて
堂前 幸康さん
三菱電機 先端技術総合研究所
2004年システム工学科卒業
2006年 システム情報科学専攻 修士課程修了
2008年システム情報科学専攻博士課程単位取得退学

私は画像処理の研究開発に携わっており、産業用ロボット向けのビジョンセンサを開発しています。ロボットが未知の物体を操作するためには、物体の形状や姿勢を認識しなくてはなりません。これを3次元センサを使って実現します。従来の3次元センサは、物体の姿勢を正確に認識することは得意でしたが、それだけでは物体を操作できないことがありました。我々の研究開発チームは、ゼロベースで物体を操作するという問題に立ち返り、シンプルで汎用的な物体操作方法を開発しました。この方法は、ロボットの物体操作に有効であることがわかり、2013年には製品化しました。また、ロボットで最も著名な国際会議(ICRA)にて、この問題に関するセッションチェアを任されるまでに、学術的にも評価されました。さらに、1年で最も革新的な製品を選ぶ米国R&D100Awardsを受賞しました。こういった成果に繋がったのは、問題の本質をじっくり考えることや、色々な人とゼロベースで議論することであり、大学で得た経験や知識がそれを大きく支えています。将来の大きな成果を夢見ながら大学での学びを楽しみ、その夢を実際に実現してください。大学では、そのための大きな力をつけられます。

卒業後の進路

産業界の幅広い領域で技術・製品の研究開発やシステムの設計・運用などの技術者・研究者として活躍しています。就職先の主な業種は、電機・家電、電力、情報通信、自動車、建設・重工、精密機器などなどのあらゆる分野に及び、求人は景気の動向に左右されず安定しています。

取得可能な資格

■高等学校教諭一種免許状(数学・理科・情報)
■電気主任技術者(学科試験免除)
■建設機械施工管理技士(受験資格)
■建築施工管理技士(受験資格)
■電気工事施工管理技士(受験資格)
■管工事施工管理技士(受験資格)
※資格の取得には指定科目の修得や、卒業後に実務経験が必要なものもあります。

産業別就職状況

※産業別就職状況・主な就職先は、2015年3月卒業者・大学院修了者を集計したもの。

主な就職先(50音順)

●宇宙技術開発 ●NTT西日本 ●NTT東日本 ●オムロン ●川崎重工業 ●川田工業 ●関西電力 ●キヤノン ●KDDI ●札幌市役所 ●新日鐵住金 ●新日鉄住金ソリューションズ ●スズキ ●太陽誘電 ●ダイテック ●中部電力 ●電源開発 ●デジタルプロセス ●東芝 ●東芝三菱電機産業システム ●トヨタ自動車 ●南京航空航天大学助教授 ●日産自動車 ●パナソニック ●パランカラヤ大学(インドネシア) ●日立製作所 ●日立研究所 ●ビー・ユー・ジー森精機 ●PFU ●フジクラ ●北海道電力 ●三菱電機 ●メイテック ●ヤンマー ●リコーITソリューションズ