応用マテリアル工学コース Course of Materials Engineering

光触媒の性能を向上させる!

原子力エネルギーを
より安全なものにしたい!

現代社会に求められる「材料」を発展させる学問。

ナノテクノロジーおよび環境・エネルギー分野を支える「材料」と、その製造プロセスの進展への寄与を目指すコースです。金属、セラミックス、高分子などの材料工業は、わが国の基幹産業の一つ。近年の材料工学分野のめざましい発展は、基礎技術の十分な蓄積と優秀な人材の活躍による結果です。

人類の今と未来に対して、責務を持つ基幹技術。

資源およびエネルギー源の少ない日本には、現存の生産システムの高効率化をはかるとともに、新原理の探求とその実現を通して世界に貢献することが求められています。これらすべての分野を支えているのは各種材料そのものであり、そのために独創的技術と先進的技術を開発できる研究者・技術者を養成します。

学生の声

未来のエネルギー材料を開発

金野 杏彩
応用理工系学科 応用マテリアル工学コース4年
(岩手県立宮古高等学校出身)

先の福島第一原発の事故を受け、原子力エネルギーをより安全なものにしたいという思いがありました。原子力材料やそれに代わる新しいエネルギー材料の研究を行う応用マテリアル工学コースに進学し、身の周りの材料の性質や特性を実際に勉強してみると、まだまだ多くの可能性を秘めていることが分かりました。新たな特性を持つ材料を開発したい、その特性のメカニズムを解明したい、金属について興味がある方、ぜひ一緒に材料について学びましょう!

大学院生の声

ナノの世界から 革新的な光触媒を

川嶋 潤
大学院工学院 材料科学専攻
修士課程2年

光を当てるだけで有害物質を分解することのできる「光触媒」の研究を行っています。電気化学の力を用いて材料の表面構造をナノサイズで制御し、表面に適切なナノ構造を作り出すと、光触媒の性能を飛躍的に向上させることができます。表面構造や組成を変化させることで、従来とは違う性質をもつ新しい材料を生み出すことができるのが材料工学の面白いところです。将来は、研究で学んだ知識や経験を生かして、社会に役立つ新材料の開発に貢献したいです。

こんな人におすすめ

石でも切れる硬質材料、真っ赤に焼いても強さを失わない耐熱材料、酸性環境でも錆びない耐食材料、電気抵抗のない超伝導材料…。 いろいろな材料の構造や性能の不思議に興味のある人、それらの材料をもっと高性能なものに変えてみたい人、今までにないような性能の新しい材料を発明してみたい人…。そんな人に おすすめします。

カリキュラムの特徴

材料科学と工学全般について、広い理解力と応用力を習得。

本コースでは、化学と物理を基礎学問として、基礎から応用まで幅広く学習し、環境、エネルギー、ニューテクノロジーの3つに大別される領域での材料開発、材料創成を目指す研究者・技術者を養成します。 そのために、熱力学、材料創成プロセス、物性、組織、強度、加工などの基礎学問を習得し、卒業研究を通じて先端材料工学を学びます。専門必修科目では、クォーター制を導入し、短期間で集中して講義を行うことで、教育効率を上げています。 さらに学部共通科目、学科共通科目を履修することにより、材料科学と関連専門領域、工学全般についての広い理解力と応用力を習得することができます。

応用マテリアル工学コース カリキュラム

1年次(総合教育部)
全学教育科目
●教養科目(文学、芸術、歴史等) ●外国語科目 ●基礎科目(数学、物理、化学、生物) ●情報学  など
2年次
学科共通科目・コース専門科目
●物質変換工学 ●材料デザイン工学 ●応用数学I ●技術者倫理と安全 ●材料量子力学 ●材料物理学 ●材料熱力学 ●相平衡論 ●弾塑性学 ●マテリアルプロセス工学 ●創造工学  など
3年次
コース専門科目
●移動速度論 ●表界面物理化学 ●相変態論 ●材料物性学 ●材料工学実験Ⅰ・Ⅱ ●加工プロセス工学 ●半導体材料学 ●コンピュータ演習 ●セラミック材料学  など
4年次
コース専門科目
●卒業研究 ●プレゼンテーション ●科学英語演習 など
修士課程・博士後期課程
大学院工学院材料科学専攻
●材料ナノ表面解析特論 ●組織設計学特論 ●強度設計学特論 ●環境材料学特論 ●エコプロセス特論 ●ノーベルプロセシング工学特論 ●エネルギー変換材料工学特論 ●機能材料工学特論 ●エネルギーシステム工学特論 ●材料科学特別演習(修士課程) ●材料科学特別研究(博士課程)   など

卒業生からのメッセージ

グローバル化へ挑む精神を北大で磨こう!


インドネシアのお客様と(右端が山崎さん)
山崎 浩一さん
Nippon Steel(Thailand)
(新日本製鐵株式会社からタイの現地法人へ出向中) マネージャー
1991年3月 工学部金属工学科 卒業
1993年3月 大学院工学研究科 金属工学専攻 修士課程 修了

私は、鉄鋼メーカーで「丸い断面」の棒鋼・線材という製品の技術サービスを担当しています。 技術的な問題を、お客様との相談を通じて解決していくことが仕事です。現在は、バンコクを拠点に、東南アジア、インド、中東と日々飛び回っています。 バンコクに赴任した当時は失敗の連続でした。日本人とは仕事に対する感覚や姿勢が違う人々に、憤りを感じたこともあります。しかし気付きました。「だからこそ、責任感の強い日本人が必要なのだ。だからタイに『居させて』もらえるのだ」と。大切なことは、「5つのあ(あわてず、あせらず、あてにせず、あきらめず、あなどらず)」です。そして明るく、愛着をもって(さらに2つの「あ」!?)楽しく取り組んでいます。 学生時代は金属工学科で非鉄精錬講座に所属していましたが、そこで得た知識が鉄鋼メーカーで即効性があったとは思えません。しかしもっと大切な「知恵」を北大の先生や仲間からいただきました。粘り強く考えて結論を導き出す知恵は、私の財産です。 先輩として、今より進むグローバル化へ挑む精神を北大で磨いてほしいと願います。

卒業後の進路

卒業生の職場は、日産1万トンに及ぶ大規模な溶鉱炉から金属、セラミックスなどの原子配列の乱れを電子顕微鏡で探る研究まで広きにわたり、鉄鋼・非鉄金属製造、自動車関係、重工業、電気電子産業の科学技術者、機械・航空機産業の技術者、金属製造業の経営者など幅広い分野の第一線で活躍しています。

取得可能な資格

■中学校教諭一種免許状(理科)
■高等学校教諭一種免許状(理科・工業)
※資格の取得には指定科目の修得が必要です。

産業別就職状況

※産業別就職状況・主な就職先は、2015年3月卒業者・大学院修了者を集計したもの。

主な就職先(50音順)

●IHI ●石福金属興業 ●ウィスコンシン大学 ●荏原製作所 ●大阪市 ●ガジャマダ大学 ●神戸製鋼所 ●JR西日本 ●JX日鉱日石金属 ●JFEスチール ●ジェイテクト ●新日鐵住金 ●住友金属鉱山 ●先端力学シミュレーション研究所 ●ダイナックス ●THK ●DRD ●デンソー ●電力中央研究所 ●東芝 ●東北大学 ●トヨタ自動車 ●日軽金アクト ●日本航空 ●日本核燃料開発 ●日本製鋼所 ●日本特殊陶業 ●日立金属 ●日立製作所 ●北海道瓦斯 ●北海道大学 ●北海道電力 ●丸紅 ●三井金属鉱業 ●三菱重工業


Fatal error: Call to undefined method cl_m::analytics_rt_tag() in /home/www/html5.1/m/class/smp/html.class.php on line 502