資源循環システムコース Course of Sustainable Resources Engineering

鉱山の周辺環境を守りたい!

持続可能な社会のために
役立つ技術を開発したい!

社会の中の資源の流れを、あらゆる角度から研究。

私たちが地球環境との調和を保ちながら豊かで住みよい生活を営み、生産活動や社会活動を行うためには、循環型社会の形成が不可欠です。 本コースでは、幅広い工学基礎教育をベースに、社会の中の資源の流れをさまざまな角度から教育し、循環型社会で求められる創造性豊かな自立した技術者・研究者を育成します。

グローバルな視点から、資源の有効利用を図る。

教育・研究の対象は広く、天然資源の開発・利用、廃棄物の資源化・リサイクルや地層処分、汚染環境の修復などに取り組んでいます。 近未来の資源・エネルギー問題に対処する「資源」、循環型社会を構築する「環境」、未利用で広大な地下空間の活用を目指す「地殻」という三つの柱を設けています。

学生の声

資源循環型社会の 構築を目指して

新橋 美里
環境社会工学科 資源循環システムコース4年
(大阪府立千里高等学校出身)

将来は国際的に活躍したいと思い、このコースを選びました。インターンシップ制度が充実していて、国内外問わず様々なところへ行き、実際の現場で多くのことを体験することができます。大学で学んだことと実際に見聞したことが繋がると、より深く理解できるし楽しいです。日本で資源について専門的に学ぶことができる大学は少ないですが、絶対に必要とされる分野です。将来は、ここで学んだことを生かして、資源循環型社会の構築に携わりたいと思います。

大学院生の声

閉山炭鉱の流出水が 環境に与える影響

外園 亮太
大学院工学院 環境循環システム専攻
修士課程2年

世界中の鉱山で様々な種類の資源が採掘されていますが、採掘後の鉱山から流出する水が周辺環境を汚染するという問題が発生しています。採掘後の周辺環境を守ることの重要性を考え、現在の研究室を選択しました。研究活動では、現地で採取した試料に対して水質分析などの実験を行い、その実験結果を用いて解析を行っています。将来は環境問題に関する知識を活かせるような職につき、海外でも仕事をしてみたいと思っています。

こんな人におすすめ

何より、環境と調和した資源の有効利用に携わりたい人を求めています。資源循環システムは、地球(自然)を対象とする工学であり、数学・物理学・化学・地学などの基礎科目を幅広く習得していることが望まれます。研究や実践のフィールドは、地球的規模にわたっているため、国際的な視野からものを見ることができる人や、チャレンジ精神が旺盛な人を特に歓迎しています。スケールの大きな仕事をしたい人、グローバルに活躍できる技術者・研究者を目指す人には最適のコースです。

カリキュラムの特徴

少人数による実験・演習とインターンシップを重視。

少人数による実験・演習と国内外におけるインターンシップを重視した教育が、このコースの特色です。地球科学、物理化学、弾性体の力学、流体力学、熱力学などの専門基礎科目から、応用地質学、計測工学、粉体工学、岩盤工学、資源循環工学、地殻システム工学、地下水工学などの専門色の強い科目までを体系的に履修します。これらの科目には工学のさまざまな学問領域が網羅されており、幅広い基礎工学の知識も習得できます。

資源循環システムコース カリキュラム

1年次(総合教育部)
全学教育科目
●教養科目(文学、芸術、歴史等) ●外国語科目 ●基礎科目(数学、物理、化学、生物) ●情報学 など
2年次
学科共通科目・コース専門科目
●応用数学I・II ●応用数学演習I ●構造力学I ●応用地質学 ●基礎図形科学 ●土の力学I ●弾性体の力学 ●地球科学 ●熱力学 ●熱力学演習 ●物理化学 ●計測工学 ●資源循環システム実験I ●資源循環システムI ●資源循環デザイン など
3年次
コース専門科目
●岩盤工学 ●粉体工学 ●流体力学 ●流体力学演習 ●地下水工学 ●地殻システム工学 ●物理化学演習 ●環境化学 ●数値計算法 ●資源循環システム実験II・Ⅲ ●資源化学II ●土の力学II ●火薬及び爆破工学 ●環境物理 ●微生物工学 ●インターンシップ  など
4年次
コース専門科目
●卒業研究 など
修士課程・博士後期課程
大学院工学院環境循環システム専攻
●資源生産システム特論 ●選鉱・リサイクル工学特論 ●環境有機化学特論 ●環境地質学特論 ●環境プロセス鉱物学特論 ●岩盤力学特論 ●岩盤開発学特論 ●地下水保全工学特論 ●地圏計測工学特論 ●広域シミュレーション特論 ●環境循環システム特別演習(修士課程) ●環境循環システム特別研究(博士後期課程) など

卒業生からのメッセージ

楽しい学生生活でした!


今でも大学の資料室を利用しています
石田 絵美さん
株式会社ドーコン
2010年3月 
工学部環境社会工学科 資源循環システムコース 卒業

株式会社ドーコンで、農業振興や農業農村整備計画に関する仕事をしています。大学で学んだ専門分野とは異なる分野の仕事をしていますが、資源循環システムコースでは、工場見学やインターンシップに行き、学会では大勢の前で研究発表をするなど、それまで経験したことのないたくさんの経験を積むことができたので、社会に出た現在も、その時の経験や自信が原動力になっています。「資源」はとても和やかな雰囲気のコースで、講義中によく笑いが起こり、楽しく学ぶことができました。先生や先輩たちはユニークで親しみやすい方ばかりで、研究で行き詰まったときは快く相談にのってくれ、進路の相談なども気軽にできました。そのおかげで、チャレンジ精神や粘り強さ、コミュニケーション力などが身に付きました。今後は、卒業とともに得た技術士補の資格をもとに、技術士を目指して頑張っていきます。北大には、いろんなことに挑戦できるチャンスがたくさんあります。周りの先生や先輩がサポートしてくれるので、少しの勇気さえあれば何でもできます。きっと楽しい学生生活になりますよ!

卒業後の進路

幅広い専門性とバイタリティーが歓迎され、あらゆる業種の企業から多数の求人があります。最近の主な就職分野は、官公庁、公的研究機関、資源・エネルギー産業、環境・化学関連産業、セラミックス、金属・セメントなどの素材・材料メーカー、自動車・建設機械などの機械メーカー、ゼネコンや地質・計測コンサルタントなどの土木建設業、情報関連産業など極めて多彩です。また多くの卒業生が海外で活躍しています。

取得可能な資格

■高等学校教諭一種免許状(理科・工業)
■技術士補(JABEE認定コース)
■甲種消防設備士(受験資格)
■火薬類取扱保安責任者(試験科目一部免除)
■建設機械施工管理技士(受験資格)
■土木施工管理技士(受験資格)
■建築施工管理技士(受験資格)
■電気工事施工管理技士(受験資格)
■管工事施工管理技士(受験資格)
■造園施工管理技士(受験資格)
※資格の取得には指定科目の修得や、卒業後に実務経験が必要なものもあります。

産業別就職状況

※産業別就職状況・主な就職先は、2015年3月卒業者・大学院修了者を集計したもの。

主な就職先(50音順)

●旭化成 ●アルビオン ●IHI ●イーエス総合研究所 ●出光興産 ●応用地質 ●神戸製鋼所 ●コマツ ●札幌市 ●産業技術総合研究所 ●清水建設 ●JFEミネラル ●JX日鉱日石金属 ●住友理工 ●大気社 ●太平洋セメント ●テツゲン ●デンソーセールス ●東芝 ●富山県 ●豊田通商 ●DOWAホールディングス ●西松建設 ●ニチレキ ●ネオキャリア ●古河機械金属 ●北海道科学技術総合振興センター ●北海道大学大学院工学院研究員 ●三菱マテリアル