平成20年度廃棄物学会研究討論会


「社会システムとして持続可能な最終処分:高規格最終処分とは」

廃棄物学会埋立処分研究部会


@ 日時: 平成20年6月12日(木)15:00〜17:00

A 場所:学士会館


B 趣旨

廃棄物処理の最後に位置する最終処分場は、来たものを受け入れる「受身的立場」であった。 そのため、構造、設備の高度化によって環境リスクを小さくする努力がされてきた。 本研究は、埋立処分問題を@入れる物(廃棄物)、A入れもの(施設・構造)、B入れ方(埋立工法や維持管理方法・概念)の3要素から捕らえ、受け入れる廃棄物の選択や前処理などの上流側対策も含めたトータルシステムとしての「高規格最終処分場システム」の考え方と構成要素、およびそれらの連携について発表する。 本報告は、平成15年度から4年間に渡って国立環境研究所等を中心に実施された研究の成果である。


1.研究全体の枠組み 国立環境研究所 井上雄三
2.分担者の発表
2-1 埋立廃棄物の質・量のコントロール
(1) 産業廃棄物フローのデータベース化と制御方法の検討 国立環境研究所 山田正人
(2) 前処理技術による埋立廃棄物の品質改善 埼玉県環境科学国際センター 渡辺洋一
2-2 安定化促進
(1) 安定化促進のための埋立方法(有機物混合,塩素挙動)九州大学大学院 島岡隆行
(2) 安定化促進のための埋立地構造(透水性向上,掘り抜きなど) 国立環境研究所 朝倉宏
(3) 埋立地の機能と土壌還元化 福岡大学工学研究科 田中綾子
2-3 埋立地に対する住民意識,技術レベルに対する意識 北海道大学大学院 松藤敏彦
2-4 持続可能な処分場−「高規格処分場」の提案 国立環境研究所 井上雄三


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