教授

• 岡部　聡

准教授

• 押木　守

助教

博士研究員

• 高橋晃平 (Ph.D)

博士課程学生

• 松尾稜介 (D4 Apr.)

• Xi Lan (D3 Oct.)

• Shi Zhouqi (D2 Oct.)

• Zhang Haozhe (D1 Oct.)

修士課程学生

• 小原紀子 (M2 Apr.)

• 河崎聖也 (M2 Apr.)

• 髙橋二千翔 (M2 Apr.)

• 進藤琉司 (M1 Apr.)

• 田村知暁 (M1 Apr.)

学部4年

研究生

卒業生就職先

• 年度別

• 業種別

OB・OG

• 令和5年度

• 令和4年度

• 令和3年度

• 令和2年度

• 令和元年度

• 平成３０年度

• 平成２９年度

• 平成２８年度

• 平成２７年度

• 平成２６年度

• 平成２５年度

• 平成２４年度

• 平成２３年度

• 平成２２年度

• 平成２１年度

元スタッフ

• 佐野　大輔

• 稲葉　愛美

• Muhammad Ali

• 石井　聡

• May Thithiwat

• 田代陽介

• 福島寿和

• 押木　守

• 三浦尚之

MBRの性能基準項目としてのウイルス除去効率の評価および処理性能の管理のための新規手法の確立

下水処理水の再利用は、都市内における持続的な水資源確保の観点から重要性の高い施策の一つとして認識されている。膜分離活性汚泥法（Membrane Bioreactor：MBR）に代表される膜技術は、下水中の細菌などを完全に除去することができ、安全・安心な都市水代謝システムを構築するにあたり有望かつ重要な水処理技術である。しかしながら、MBR施設で一般的に用いられる膜の公称孔径は、下水中の病原ウイルスの直径より約10倍大きいため、それらのウイルスがMBR施設からの処理下水とともに排出される可能性が高い。本研究では、 MBR処理水を再生水として利用する際の健康リスクを定量的微生物リスク評価（Quantitative Microbial Risk Assessment: QMRA）の手法を用いた評価する。また、MBR施設運転時における下水処理水の水質信頼性評価のために、食品などの衛生管理手法として推奨されているHACCP（Hazard Analysis and Critical Control Point）の活用を検討する。

1. Removal of human pathogenic viruses in a down-flow hanging sponge (DHS) reactor treating municipal wastewater and health risks associated with utilization of the effluent for agricultural irrigation
   Kobayashi, N., Oshiki, M., Ito, T., Segawa, T., Hatamoto, M., Kato, T., Yamaguchi, T., Kubota, K., Takahashi M., Iguchi, A., Tagawa, T., Okubo, T., Uemura, S., Harada, H., Motoyama, T., Araki, N., Sano, D.
   Water Research, 2017, 110, 389-398.
   
2. Evaluation of virus reduction efficiency in wastewater treatment unit processes as a credit value in the multiple-barrier system for wastewater reclamation and reuse
   Ito, T., Kato, T., Hasegawa, M., Katayama, H., Ishii, S., Okabe, S., Sano, D.
   Journal of Water and Health, 2016, 14(6), 879-889.
3. 下水再生処理におけるヒト腸管系ウイルスの目標除去効率の算定法
   伊藤寿宏, 押木守, 小林直央, 加藤毅, 瀬川高弘, 幡本将史, 山口隆司, 原田秀樹, 北島正章, 岡部聡, 佐野大輔
   土木学会論文集, 2016, 72(7), 305-313.
4. 水中病原体の許容感染リスクに基づいた水質衛生基準候補値の算出方法に関する提案
   小林彩乃, 佐野大輔, 加藤毅, 伊藤寿宏, 宮村明帆, 三浦尚之, 石井聡, 岡部聡
   土木学会論文集, 2016, 72(3), 40-49.
5. Estimation of concentration ratio of indicator to pathogen-related gene in environmental water based on left-censored data
   Kato, T., Kobayashi, A., Ito, T., Miura, T., Ishii, S., Okabe, S. and Sano, D.
   Journal of Water and Health, 2016, 14(1), 14-25.
6. Bayesian modeling of virus removal efficiency in wastewater treatment processes
   Ito, T., Kato, T., Takagishi, K., Okabe, S. and Sano, D.
   Water Science and Technology, 2015, 72(10), 1789-1795.
7. Electricity generation from cattle manure slurry by cassette-electrode microbial fuel cells
   Inoue, K., Ito, T., Kawano, Y., Iguchi, A., Miyahara, M., Suzuki, Y. and Watanabe, K.
   Journal of Bioscience and Bioengineering, 2013, 116(5), 610-615.

1. ノロウイルスの新知見
   門屋俊祐, 伊藤寿宏, 佐野大輔
   膜協会ジャーナル, 2016, 23(1), 7-15, 2016.

1. 下水再生処理におけるヒト腸管系ウイルスの目標除去効率の算定法
   伊藤寿宏, 押木守, 小林直央, 加藤毅, 瀬川高弘, 幡本将史, 山口隆司, 原田秀樹, 北島正章, 岡部聡, 佐野大輔
   第53回環境工学研究フォーラム (2016年12月6~8日, 北九州国際会議場, 福岡)
2. 水環境中における感染性ヒト腸管系ウイルスの迅速検出を目的としたヒト細胞由来遺伝子マーカーの開発
   稲葉愛美、伊藤寿宏、大村達夫、岡部聡、佐野大輔
   水圏微生物研究フォーラム2016（2016年8月9-10日、東京大学大気海洋研究所）
3. Log reduction of norovirus required in wastewater reclamation
   Toshihiro Ito, Tsuyoshi Kato, Satoshi Ishii, Takahiro Segawa, Masaaki Kitajima, Satoshi Okabe, Daisuke Sano
   The 5th Food and Environmental Virology Conference
   Kusatsu, Gunma
   September 13-16, 2016
4. ヒト細胞由来遺伝子マーカーを用いた感染性ウイルスの迅速検出
   稲葉愛美、伊藤寿宏、大村達夫、岡部聡、佐野大輔
   第５０回日本水環境学会年会（平成28年3月16-18日、アスティとくしま）
5. DHS（Downflow Hanging Sponge）リアクターにおける病原ウイルスの除去効率（ポスター発表）
   小林直央、押木守、伊藤寿宏、瀬川高弘、幡本将史、井口晃徳、大久保努、上村繁樹、多川正、高橋優信、久保田健吾、原田秀樹、山口隆司、本山毅宜、荒木信夫、佐野大輔
   第５０回日本水環境学会年会（3月16-18日、アスティとくしま）
6. ベイズモデルを用いた下水処理過程における病原ウイルス除去効率の定量評価（ポスター発表）
   伊藤寿宏、加藤毅、長谷川洵、片山浩之、岡部聡、佐野大輔
   日本水環境学会・水中の健康関連微生物研究委員会シンポジウム「水中の病原微生物によるリスク制御への総合対策に向けて」（平成27年12月15日、発明会館地下ホール）
7. 微小ナノ流路デバイスを用いたDHS（Downflow Hanging Sponge）リアクターにおけるヒト感染性ウイルスの定量評価（ポスター発表）
   小林直央、押木守、伊藤寿宏、瀬川高弘、幡本将史、井口晃徳、大久保努、上村繁樹、多川正、久保田健吾、高橋優信、原田秀樹、山口隆司、本山毅宜、荒木信夫、佐野大輔
   日本水環境学会・水中の健康関連微生物研究委員会シンポジウム「水中の病原微生物によるリスク制御への総合対策に向けて」（平成27年12月15日、発明会館地下ホール）
8. Bayesian estimation of virus removal efficiency in wastewater treatment plant based on left-censored dataset
   Toshihiro Ito, Tsuyoshi Kato, Hiroyuki Katayama, Satoshi Okabe and Daisuke Sano
   WET2015（平成27年8月5日～6日、日本大学駿河台キャンパス１号館）
9. Evaluation of virus removal efficiency in a pilot-scale MBR with microfluidic quantitative PCR
   Toshihiro Ito, Satoshi Ishii, Takahiro Segawa, Yoshihito Nakahara, Satoshi Okabe and Daisuke Sano
   WEF-EESS Asia-Pasific Wastewater Treatment and Reuse Conference 2015（平成27年6月28日～7月1日　Stephen Riady Centre in UTown, NUS, Singapore）
10. Microfluidic Dynamic Arrayを用いたパイロットスケールMBRプラントにおける複数種病原ウイルスの同時定量
    伊藤寿宏、加藤毅、石井聡、瀬川高弘、岡部聡、佐野大輔
    第2回環境水質工学シンポジウム（平成27年5月9日、山形大学農学部）
11. 微生物燃料電池を用いた牛糞尿からの発電と微生物群集構造解析
    伊藤寿宏、鈴木祥広、渡邉一哉、井上謙吾
    第49回環境工学研究フォーラム（平成24年11月28日～30日、京都大学）
12. 牛糞尿を燃料とした微生物燃料電池の開発
    伊藤寿宏、鈴木祥広、渡邉一哉、井上謙吾
    第46回日本水環境学会年会（平成24年3月14日～16日、東洋大学）
13. 生物学的廃水処理法を応用した二枚貝（アサリ）の循環式飼育水槽に関する実験的検討
    伊藤寿宏、高見徹
    平成22年度日本水環境学会九州支部研究発表会（平成23年3月14日、福岡大学）
14. アサリを指標生物とした人工海浜における生態系復元に関する基礎調査
    青田国明、伊藤寿宏、高見徹
    平成20年度日本水環境学会九州支部研究発表会（平成21年2月28日、熊本大学）

2017年2月	第53回環境工学研究フォーラム　論文奨励賞
2012年11月	第49回環境工学研究フォーラム　環境・技術プロジェクト賞
2012年3月	第46回日本水環境学会年会　優秀発表賞（クリタ賞）

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