高木達馬 修士2年 / Tatsuma TAKAGI M2
溶菌性バクテリオファージを用いた水系感染性病原細菌の制御
病原菌に対して化学・抗生物質を多用してきた結果,多剤耐性菌が出現し大きな社会問題となってきている。そこで、水系感染性の多剤耐性病原細菌の新たな制御法として、溶菌性バクテリオファージに着目した。溶菌性バクテリオファージを用いるメリットとしては,①ヒトに病原性・毒性を示さないこと、②塩素との併用が可能であること、➂自己増殖が可能であること、および④バイオフィルムを溶かす酵素を保有するものが存在すること等がある。本研究では、水系感染性の病原細菌に感染する溶菌性バクテリオファージを環境中から単離し,水処理への応用に向けてその特性を解析する。
2017年3月 | 第51回日本水環境学会年会・学生ポスター発表賞(ライオン賞) |
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