羽柴 聡 修士2年 / Satoshi HASHIBA M2
非HBGAヒトノロウイルス吸着性糖鎖を菌体外に有する細菌に関する研究
血液型決定抗原(Histo-blood group antigen: HBGA)はヒトノロウイルスの感染因子と目されており、ヒトノロウイルスのHBGAに対する吸着性に関する研究成果は多数報告されている。一方で多様な遺伝子型を有するヒトノロウイルスにおいては、HBGAには吸着しない株や、HBGA以外の糖鎖に対して吸着性を発揮する株の存在が報告されている。本研究では、生体内や環境水中でヒトノロウイルスは細菌に捕捉されて存在しているという独自の仮説に基づき、菌体外に分泌された非HBGA糖鎖を介してヒトノロウイルスを捕捉する細菌の単離を試みている。
2015年12月 | 平成27年度 北海道大学大学院工学院 環境創生工学専攻 水代謝システム講座 第8回修士論文中間発表会 最優秀発表賞 |
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