川口 瑛大 学部4年 / Akihiro Kawaguchi B4
下水疫学調査による新興・再興ウイルスの越境流入監視
新たな集団レベルの疫学調査として下水疫学調査が注目されている。下水疫学調査は、下水道区域の感染者が糞便等を経由して排出した細菌やウイルスが下水処理場に集積する特徴を活用した集団レベルの疫学調査である。下水疫学調査は、COVID-19の流行を機に研究が活発化し、すでに COVID-19に対しては下水疫学に基づく早期の流行状況把握、感染者推定および変異株の流行状況把握が実証されている。本研究では、下水疫学調査による新興・再興感染症の越境流入の早期検知技術の開発とその実証を目的とする。