中島 弘司 修士2年 / Koji NAKASHIMA

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  • 出身高校:山手学院高校(神奈川県)
中島弘司

研究テーマ

トキシコゲノミクス的アプローチを用いた再生水の水質評価〜残留医薬品の影響〜

研究概要

持続可能な水利用の観点から、都市下水が新たな水源として注目されている。しかし、下水に含まれる医薬品やその他化学物質が従来の処理プロセスにおいて完全には除去されずに処理水中に残留することが報告されている。中でも、医薬品は人体に作用をもたらす物質として作られていることから、残留医薬品による人への健康影響が懸念されている。さらに、処理水中の様々な残留物質の共存下において、どのように医薬品が相互作用し、人体に対して複合的な毒性をもたらしうるかについてはほとんど知見がない。本研究では、毒性物質に対する応答を遺伝子発現レベルで網羅的に検出できるDNAマイクロアレイ技術を用いて、残留医薬品とその他残留物質との相互作用が生体へ及ぼす毒性影響の検討を行っている。

学会発表
  1. 遺伝子発現解析に基づく再生水中残留医薬品の毒性評価
    中島弘司、原(山村)宏江、渡辺義公、岡部聡
    第47回日本水環境学会年会(平成25年3月11日〜13日 大阪工業大学)
  2. Toxicogenomic-based water quality evaluation of reclaimed water: Potential effects of pharmaceutical residues in treated wastewater
    Nakashima, K., Hara-Yamamura, H., Asiful, H., Miyoshi, T., Kimura, K., Watanabe, Y., and Okabe, S.
    The 16th International Symposium on Toxicity Assessment, Cape Town, South Africa (Feb. 21-26, 2013)
  3. トキシコゲノミクス的アプローチを用いた都市下水処理水の評価 -処理水中残留成分が医薬品の毒性にもたらす影響-
    中島弘司、原(山村)宏江、Asiful Hoque、木村克輝、岡部聡、三好太郎、渡辺義公
    第17回日本環境毒性学会・バイオアッセイ研究会合同研究発表会(平成24年9月3日〜4日 鹿児島大学)
  4. トキシコゲノミクス的アプローチを用いた膜処理再生水の水質評価~残留医薬品の影響~
    中島弘司、原(山村)宏江、Hoque Asiful、岡部聡
    第46回日本水環境学会年会(平成24年3月14日〜16日 東洋大学)
受賞歴
2012年12月 平成24年度水系研究室修士論文中間発表会 優秀発表賞(2位)
2012年3月 第46回日本水環境学会年会 学生ポスター発表賞(ライオン賞)