額田 啓志 修士2年 / Keishi NUKADA M2
アナモックス細菌の酸素耐性メカニズムの解明
アナモックス反応は亜硝酸を電子受容体として、嫌気条件下でアンモニアを窒素に変換する反応であり、地球上の窒素循環に大きく寄与している。特に海洋の窒素循環における寄与が大きく、海洋酸素極小層における窒素放出の割合は、海洋全体の窒素放出の30-50%と非常に大きな割合を占めると考えられている。この推定はアナモックス細菌の生息域に基づいているため、アナモックス細菌の生態を理解することは窒素循環の理解に非常に重要である。本研究では複数種におよぶアナモックス細菌の酸素耐性の機構を明らかにすることを目的とする。