宮村 明帆 修士2年 / Akiho MIYAMURA M2

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  • 出身高校:安古市高校(広島)
Akiho Miyamura

研究テーマ

患者糞便及び下水中胃腸炎ウイルスの遺伝的多様性からの全感染者数推定

研究概要

毎年,感染性胃腸炎の発生が世界中から報告されているが、その被害実態、すなわち総感染者数は明らかにされていない。これは、症状を呈さない「不顕性感染者」が感染者のうちの大多数を占めることによる。不顕性感染者が感染源となって集団感染が生じたことも報告されていることから、感染性胃腸炎の制御は「発病者」ではなく「感染者」をターゲットとして行われるべきものであると言える。総感染者数の推定が可能となれば,将来的に同程度の流行が生じた際にその変遷を予測できるなど、重要な疫学的情報としての蓄積、及びその活用が可能となる。本研究では、患者糞便及び下水中の胃腸炎ウイルス由来遺伝子の「配列情報」から得られる遺伝的多様性から、下水集水域に存在する全感染者数を推定する手法の実現可能性を検証する。

査読付き論文
  1. 水中病原体の許容感染リスクに基づいた水質衛生基準候補値の算出方法に関する提案
    小林彩乃, 佐野大輔, 加藤毅, 伊藤寿宏, 宮村明帆, 三浦尚之, 石井聡, 岡部聡
    土木学会論文集, 2016, 72(3), 40-49.
学会発表
  1. 水環境におけるノロウイルスの遺伝子型別存在実態の把握
    宮村明帆, 植木洋, 三浦尚之, 風間しのぶ, 北島正章, 岡部聡, 佐野大輔
    第51回日本水環境学会年会 (2017年3月14~17日, 熊本大学黒髪キャンパス, 熊本)
    (口頭発表)
  2. Ecology of Campylobacter and Arcobacter pathogens in a freshwater lake environment
    (ポスター発表)
    Mayumi Kobayashi, Qian Zhang, Mitsuto Maeda, Akiho Miyamura, Takahiro Segawa, Satoshi Okabe, Satoshi Ishii
    日本微生物生態学会 第31回大会 (2016年10月22-25日, 横須賀市文化会館, 神奈川)
  3. 符号制限線形識別器の開発と河川水中大腸菌数予測への応用
    小林 美里、宮村 明帆、佐野 大輔、加藤 毅
    第15回情報科学技術フォーラム(2016年9月7-9日、富山大学)
  4. 灌漑用水におけるカンピロバクターの汚染源特定
    小林真弓、宮村明帆、岡部聡、石井聡
    第2回札幌微生物研究者合同セミナー
    北海道大学大学院食資源学院セミナールーム
    平成27年12月10日
  5. 灌漑用水中におけるカンピロバクターの汚染源特定
    小林真弓、前田充登、宮村明帆、岡部聡、石井聡
    第8回日本カンピロバクター研究会(平成27年12月3日〜4日 京都大学桂キャンパスCクラスター3階グローバル人融)
    平成27年12月3日〜4日
  6. Impact of migratory birds on the seasonal dynamics of pathogenic bacteria population in a freshwater lake
    (Poster presentation)
    Mayumi Kobayashi, Mitsuto Maeda, Akiho Miyamura, Takahiro Segawa, Satoshi Okabe and Satoshi Ishii
    2015 JSME annual meeting & 7th JTK symposium
    Tsuchiura City Kijo Plaza, Ibaraki, Japan
    Oct. 22nd-25th, 2015.
  7. 農業用水におけるカンピロバクター濃度の季節変動と汚染源の特定
    (ポスター発表)
    小林真弓、宮村明帆、岡部聡、石井聡
    第49回日本水環境学会年会(平成27年3月16日〜18日 金沢大学)