交通インテリジェンス研究室の対象とする学問分野は、交通工学・交通計画学です。「人」や「社会・経済活動」を対象とする研究が多いことから、関連して経済学、情報工学、社会学、地理学、歴史学などの学問分野ともつながっており、学際的な学問分野といえます。

 研究対象は、自動車、鉄道、地下鉄、バス、航空機、自転車、徒歩といった交通機関や交通行動、道路や駅・ターミナルといった交通施設、これらをとりまく都市やまちづくりについても対象としています。
 データをもとに交通や都市を分析するだけでなく、分析手法や理論の構築、そして交通政策の提案など、交通や都市に関することを幅広く研究しています。




 アメリカの中央情報局CIAの"I"は、InformationではなくIntelligenceです。外務省でも外交においてインテリジェンスという言葉がよく使われます。このインテリジェンスの意味を国会で議員が質問し、当時の小泉総理大臣は、「インテリジェンスとは、一般に、知能、理知、英知、知性、理解力、情報、知的に加工・集約された情報等を意味するもの」としています。

 「インテリジェンス」とは、私たちの研究室は「さまざまな情報、データから分析手法を用いて戦略や解決策を求める一連のプロセス」と定義しています。世の中の交通に関する問題はたくさんあり、またどのように解決し、戦略を打ち出していくかが重要です。
 
 交通インテリジェンス研究室は、インテリジェンスの観点から交通を研究していくことをめざしています。

 そして、研究が学術的に評価されることはもちろんのこと、それが社会に対して貢献できるものであることも重要であると考えています。

【当研究室への配属を検討している学生の皆さんへ】

 4月13日に行われた研究室説明会のパワーポイントはこちらです(PDFファイル、約3.7メガバイト)
 1年間の研究室活動のおおよその流れについては、「研究室活動」のページをご覧ください。



 本研究室では、海外の大学との交流も積極的に行っております。北海道大学大学院工学院北方圏環境政策工学専攻とアジア工科大学(タイ)との間でダブルデグリープログラムを展開しており、2年間の修士課程で2つの大学院から修士号を取得することができます。
 本研究室は、アジア工科大学とのダブルデグリープログラムの中心を担っています。
 国際化社会に対応すべく、将来海外で活躍できる人材の育成、あるいは海外で働かなくても将来のために経験を積むことを重視して、教育にも取り組んでいます。

〒060-8628 北海道札幌市北区北13条西8丁目 北海道大学大学院工学研究院 交通インテリジェンス研究室
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