2007年度 応用化学科ソフトボール大会

反応有機化学研究室

反応有機ファイターズ

祝優勝!

 

 2007年夏・・・応化ソフトボール大会に激震が走った。今年も優勝間違いなしとされていた「高分子機能化学研究室」を、去年1回戦敗退の「反応有機化学研究室」が倒し、優勝という快挙を成し遂げた。これは、我が研究室にとって、応化ソフトボール大会始まって以来の快挙である。それでは、この栄光の軌跡を感動と共に振り返ってみる。

 

629()

1回戦 「有機合成化学」× 7 – 8 ○「反応有機化学」

 

打順

スタメン

ポジション

1

福原

ライト

2

吉田

センター

3

下馬場

セカンド

4

長倉

ショート

5

大野

サード

6

竹村

レフト

7

中原

ファースト

8

大越

キャッチャー

9

佐野

ピッチャー

 初戦は去年準優勝の強豪「有機合成化学研究室」であった。今年優勝を狙っていた我がチームは何が何でも初戦で勝利しなければならなかった。試合開始後、予想通り激しい戦いとなった。3回裏までで2 – 7と大量リードしていたが、なんと最終回の表に有機合成の怒涛の追い上げにあい、7-7の同点!なおも1アウト満塁の大ピンチ!!あわや勝ち越しを許してしまうのかと思われたが、センターからのレーザービームにより捕殺!なんとか同点で抑えた。そして最終回の裏、3番バッターの下馬場がプレッシャーに負けずにヒットを打ち、勝ち越しのランナーがでたとこで、我らが4番、長倉が右中間を破るヒットを放ち、劇的なサヨナラ勝ちを収めた。

76()

2回戦 「固体反応化学」× 4 – 8 ○「反応有機化学」

 

打順

スタメン

ポジション

1

福原

ライト

2

吉田

センター

3

下馬場

セカンド

4

長倉

ショート

5

大野

サード

6

竹村

レフト

7

中原

ファースト

8

大越

キャッチャー

9

佐野

ピッチャー

 2回戦は、去年初戦で負けてしまった「固体反応化学研究室」であった。初戦での勝利で勢いと確かな自信がついた我がチームは、去年のリベンジといわんばかりに全力で戦いを挑んだ。2 – 0というハンデがついた状態で試合が始まったが、この日は打線が爆発し一気に2 – 8と逆転した。そして最終回、監督でありストッパーでもある山内が今期初の登板で、立ち上がりを狙われ2得点許してしまったが、その後は立ち直りしっかりと抑え、固い勝利を収めた。

 

 

 

 

713()

準決勝戦 「化学システム工学」× 3 – 10 ○「反応有機化学」

 

打順

スタメン

ポジション

1

福原

ライト

2

仙北

キャッチャー

3

下馬場

レフト

4

長倉

ショート

5

大野

サード

6

竹村

センター

7

中原

ファースト

8

大越

セカンド

9

佐野

ピッチャー

 713日、この日は我がチームにおいて最も懸念していたことが現実となってしまった日である。チームにおいて非常に大きな戦力であり、且つ、精神的に大きな支えであった総監督「吉田先生」が不在という事態である。しかもこの日は勝てば決勝も行うという日でもあり、2連戦を戦い抜くには大きな不安があった。

 しかし、今年から監督となった山内がチームを鼓舞し、皆の不安を払拭した。その結果、2 – 0で始まった試合も、反応有機ファイターズ打線が爆発し、あっという間に逆転、3 – 10となり危なげなく勝利した。この試合は、監督である山内が誰よりも声をだし、チームの雰囲気を盛り上げたことも勝利の一因であるといえる。

 

 

決勝戦 「高分子機能化学」× 5 – 5 ○「反応有機化学」

※ジャンケンにより勝利

 

 優勝することを目標としていたが、本当に決勝戦まで来てしまうとは誰一人考えてはいなかっただろう。ここまできたら、我がチームは挑戦者であるので、あとは全力で戦いを挑むのみであった。

 

打順

スタメン

ポジション

1

福原

ライト

2

仙北

キャッチャー

3

下馬場

レフト

4

長倉

ショート

5

大野

サード

6

竹村

センター

7

中原

ファースト

8

大越

セカンド

9

佐野

ピッチャー

 運命の決勝戦が始まった。1回表、いつでもクリーンナップのような打線を誇る高分子打線に、これまでの試合で好投を続けてきた佐野がつかまり、一気に4得点を決められてしまう。しかし、2回以降立ち直り、高分子の強力打線を完璧に抑え込み、7回までに1得点を許すだけであった。その佐野を援護するかのように、反有打線が高分子に徐々に詰め寄り、最終回である7回裏を5 – 3で迎えた。そこで我らが四番、長倉がヒットで出塁すると、続く大野と竹村で2アウトとなってしまったが、この2アウト1塁の場面で、筋トレ部部長中原が鋭いピッチャー返しを放ち、2アウト1,2塁となった。ここで、本日の試合であたりをみせていた大越がバッターボックスに立った。高分子のピッチャーは、かなりいい球を投げていたにもかかわらず、大越はライト線を抜けるヒットを放ち、なんと最終回で高分子に追いついてしまった。この後、佐野がアウトとなり同点で試合が終了した。

 ソフトボール大会のルールでは、同点の場合ジャンケンにて勝敗を決定することになっていたので、反応有機からは下馬場が選出され、メンタル的に非常に弱いという欠点を持ちながらも、運を味方につけ、勝利した。この瞬間チームは歓喜の渦に巻き込まれ、中には涙するものもいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これが応用化学科ソフトボール大会における反応有機化学研究室の栄光の軌跡である。この優勝という偉業は、ここにいるメンバーが誰一人として欠けても達成できなかったと思う。そして、ソフトボールに対し最も熱い思いをもつ吉田先生に、日々指導して頂いたことと、その吉田先生が不在の中、最も声を出し精神的な支えとなってくれた山内さんに非常に感謝いたします。