公開シンポジウム |
層状複水酸化物の最新科学 |
〜ライフ・グリーンイノベーション課題に関する最近の取り組み〜 |
主 催:科学研究費補助金基盤研究(B)(25289230) 「電子および光機能を有する水酸化物イオン伝導性層状複水酸化物の創製」 協 賛:日本化学会、日本セラミックス協会、日本粘土学会、触媒学会、電気化学会、 光化学協会、日本イオン交換学会、無機マテリアル学会、ゼオライト学会、 日本化学会低次元系光機能材料研究会、 日 時: 2015年7月30日(木) 13:00〜18:00 場 所: 慶應義塾大学三田キャンパス研究室棟A会議室(アクセス) (〒108-8345 東京都港区三田2-15-45) 趣 旨: 層状複水酸化物は古くから無機陰イオン交換体の雄として、環境浄化や機能材料のホスト、 触媒として広く研究されている。最近では、絶縁体として理解されていた無機層自身の光触媒的な特性、 燃料電池の電極としての特性、さらには層自身の磁気的な特性など、 陰イオン交換特性やドラッグデリバリーシステムのホスト材などという層空間の利用の仕方の進化も踏まえ、 層状複水酸化物自身が物質として新たな可能性が報告されはじめている。 本公開シンポジウムでは、 層状複水酸化物を用いてライフ・グリーンイノベーションが抱える各種課題の解決を目指した 研究を進める研究者の講演を通して、層状複水酸化物の基礎から応用的な機能、 さらに今後期待できることについて議論を交わす機会を提供する。 プログラム: 13:00〜13:05 開会あいさつと趣旨説明 13:05〜13:45 「層状複水酸化物の結晶構造と陰イオン交換能との相関」 森吉 千佳子(広島大学大学院理学研究科) 13:45〜14:25 「層状複水酸化物を用いた環境水の水質浄化」 笹井 亮(島根大学大学院総合理工学研究科) 14:25〜15:05 「層状複水酸化物と薬剤の複合化と徐放性の制御」 亀島 欣一(岡山大学大学院環境生命科学研究科) 15:05〜15:45 「ドラッグデリバリーを指向した層状複水酸化物の薬学的応用」 林 亜紀(神戸薬科大学薬学部) 15:45〜15:55 休憩 15:55〜16:35 「層状複水酸化物ナノシートを積層させた薄膜の磁気物性」 山本 崇史(慶應義塾大学理工学部) 16:35〜17:15 「層状複水酸化物の特異な塩基点を利用した水中でのCO2の光還元」 寺村 謙太郎(京都大学大学院工学研究科) 17:15〜17:55 「層状複水酸化物の電気化学素子への応用」 忠永 清治(北海道大学大学院工学研究院) 17:55〜18:00 閉会あいさつ 参加費: 無料 参加申込および問合せ先: メールタイトルを「層状複水酸化物シンポジウム」として、 本文に参加者のご芳名、ご所属、連絡先(電子メールアドレス)をご記入の上、 笹井亮宛(rsasai(@マーク)riko.shimane-u.ac.jp)に電子メールをお送りください。 |