2020年秋季音響学会
noise
2020年度秋季音響学会に参加しました
当初は仙台で開催予定だった日本音響学会秋季研究発表会,今年はCOVID-19の影響でオンライン開催となりました. 当日は,朝早くから4件の発表を行いました.
道路交通騒音による健康リスクの低減に関する研究 ―札幌市内における電気自動車の導入効果の推定―
M1の稲村有紗さんが発表しました. 初日8:30と,はじめてのオンライン開催となる音響学会のトップバッターで,運営も注目する中での発表でした.
騒音のなかでも影響人口の多い道路交通騒音について,いまの自動車が全て電気自動車に変わるとどのくらい影響を低減できるのか,という研究です.
神経生理学に基づく夜間騒音評価指標の提案 ―睡眠影響に関する疫学調査結果を神経生理学に基づき解析する―
助教の田鎖が発表しました.
時間変動する騒音による影響をどうやって捉えるべきなのか,神経生理学的メカニズムから迫った研究です.
神経生理学に基づく夜間騒音指標の簡易計算手法に関する検討 ―等価騒音レベルおよび騒音発生回数に基づく統計解析―
M1の田中優成さんが発表しました.
ひとつ前の研究で提案した騒音指標を,いかにして既存の騒音指標から計算するのか,という研究です.
小型風車の騒音による睡眠影響に関する疫学研究 ―稚内市はまなす地区における質問紙調査―
M1の竹中大道さんが発表しました.
小型風車が住宅のすぐ近くに建設されてしまった地区で,住民への健康影響(入眠影響)に注目した疫学研究です.