免 震

免震構造の分野では、
免震装置・地震応答シミュレーション・最新の免震建築
という3つの軸をもって研究しています。
@免震装置
 免震装置の高度なシミュレーションモデルの開発に加え、
 免震装置の性能に対する評価検討を行っています。

  ※免震に関する記事はこちら (えんじにあRing)
実 験 解 析
A地震応答シミュレーション
 構造物をモデル化し、 地震による構造物の振動を再現します。これにより、構造物の耐震性能を検討しています。
 これまで、免震建物の評価や、既存建物・歴史的建造物の評価・補強案の提案を行ってきました。
●地震シミュレーションモデル
●当研究室で耐震性能の評価・補強案の提案を行った歴史的建造物
北海道庁旧本庁舎 解析モデル
札幌市資料館 計測器(小屋裏)
さっぽろテレビ塔 解析モデル
函館ハリストス正教会 解析モデル
函館東本願寺 解析モデル
旧三井銀行小樽支店 日本キリスト教団函館教会
※当研究室で扱った歴史的建造物に関する記事はこちら (KUON)
B最新の免震建築
 新しい免震技術の開発協力、研究協力を行っています。
 これまで、アメリカ企業と共同で行ったプロジェクト(Underwater Base Isolation of a Dam Intake Tower)や、原子力発電所
 に設置する免震装置の研究などを行ってきました。
※当研究室の原子力発電所に関する記事はこちら(えんじにあRing)
制 震

制震構造の分野では
函館五稜郭タワー」の微動・地震観測
を主に行っています。


函館五稜郭タワーには“
スロッシングダンパー”という制震装置が設置されており、展望階の強風時の
揺れを低減しています。 ここには常時微動を計測するセンサーが付けられているため、 微動・地震動の測定を
日常的に行えます。
2008年の四川地震では、その地震動を観測することができました。










スロッシングダンパー 五稜郭タワー 計測器
●スロッシングダンパー…水を入れた複数の容器で構成されている制震装置。水の動きを建物の振動に共振させ、
  その時に発生する水の揺れによる力を利用することで、風などによる建物の揺れを低減させることができます。