最新出版物のお知らせ

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錯体化学の名作、ついに発売!

長谷川靖哉, 伊藤肇 共著

錯体化学 基礎から応用まで (エキスパート応用化学テキストシリーズ)

研究者養成のためのテキスト。光・電気・磁性分野だけでなく、触媒分野や生体関連分野まで含めることで錯体化学の全貌がわかるようなつくりとしました。近年注目を集めている希土類錯体についてもこれ1冊でわかります。

1章 序論
2章 錯体とは
3章 分子の対称性と群論
4章 錯体の電子構造
5章 溶液中での錯体の状態
6章 錯体の光化学
7章 錯体の電気化学
8章 錯体の磁性化学
9章 有機金属化合物による触媒反応
10章 希土類錯体
11章 生体と錯体
12章 錯体のキャラクタリゼーション

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分子のすごい世界を紹介

長谷川靖哉 著

世界を底から変える力 [単行本]

化学産業は現代社会においてとても重要です。しかし、高校のときにとりあえず化学を勉強しはじめても、「モル」とか数式が現れて断念した文系の人たちや、ベンゼンをはじめとした有機化学の多様性や複雑性に触れてあきらめた理系の人も多いのではないでしょうか。大学受験のために化学を勉強することはとても大切ですが、「役に立つ化学を楽しむ」「化学で社会貢献する」という科学の本質をとりもどしてほしいとの気持ちで本書を執筆いたしました。本書を読んだ人が、「こんなすごい世界があったのか」と思っていただければ、とてもうれしいです。

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ついに最新本が出ました!「光ナノ科学」の本です。
わかりやすく書いていますので、是非ご一読を!

光ナノ科学への招待 長谷川靖哉・細川陽一郎・中嶋琢也 編著
ページ数・140ページ
定価 本体1,300円+税
KDネオブック(発売元 化学同人)

電子材料、医療、日用品など、現代の至るところに光ナノ科学が応用され、生体の謎を解明する分野でも光ナノ科学は活躍しています。本書では、光ナノ科学の基礎と様々な光機能分子やナノマテリアルをデザインするためのアイディア、そしてこれらの光機能を評価するための手法を回折しています。初めて光ナノ科学を扱う方々のために専門的な記載は最小限にとどめ、応用や未来の可能性についても紹介しています。

1章:光が拓くナノサイエンス
2章:まず光を当ててみて(光と色/ナノ物質に光エネルギーを与える)
3章:分子の世界の光ナノサイエンス(光輝く分子/光によって色の変わる分子/生体分子)
4章:光ナノマテリアル(量子閉じ込め効果/半導体ナノ結晶の発光色と作り方など)
5章:レーザーを使った光ナノ計測(レーザーについての基本/分光計測など)
6章:光ナノサイエンスの応用と未来
光ナノサイエンス研究のためのAppendix(スピン禁制/発光量子収率/発光寿命/放射速度など)

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これまでの出版物

 

昔光る有機分子や錯体の発光原理、分子設計、応用と動向についてまとめています。大学生でも簡単に読めるように書きましたので、ご興味のある方は是非眺めてみてください。

1)長谷川靖哉, 柳田祥三「光る分子の底力 - 発光体デザインの魅力 - 」化学同人(2006.5).

2)佐々木陽一・石谷治編著, 9章執筆:長谷川靖哉, 錯体化学会選書2 金属錯体の光化学:9章 希土類の金属錯体の発光, 三共出版 (2007).

3)金光義彦・岡本伸治編, 3章執筆:長谷川靖哉, 蛍光材料の基礎と新展開-固体照明・ディスプレイ材料-:3章 局在発光中心:希土類・遷移金属 オーム社 (2008).

4)山内清語・野埼浩一編著, 2章執筆:長谷川靖哉, 複合系の光機能研究会選書1 配位化合物の電子状態と光物理:2章 遷移金属イオンの対称性と電子遷移, 三共出版 (2010).