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  • 2020.10.16 お知らせ

ベルギーの放射性廃棄物処分への研究支援を開始しました

エネルギー環境システム部門原子力環境材料学研究室の渡邊直子准教授らは,このたび三菱マテリアル株式会社がベルギーの「放射性廃棄物・濃縮分裂性物質管理機関」(ONDRAF/NIRAS)との間で契約した放射性廃棄物処分の支援研究プロジェクトの下で,ベルギーの地層を構成する岩石や粘土などの試料中の放射性物質の移行挙動を把握する研究を分担することとなりました。 ONDRAF/NIRASは,ベルギーにおけるすべての放射性廃棄物管理を一元的に行う国家機関であり,今回の研究プロジェクトは,これまでの研究支援の実績が認められ,追加研究として契約締結に至ったものです。

今後の研究成果がベルギーの放射性廃棄物地層処分の実現可能性を判断する重要な情報となるほか,多様な岩石を対象とした試験研究の経験は,今後の日本における地層処分の検討にも大いに役立つものと期待されます。