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  • 2020.10.7 お知らせ

「安倍昭恵総理大臣夫人と留学生との懇談会」に工学院の留学生が参加しました

12月2日(金)に総理大臣公邸で「安倍昭恵総理大臣夫人と留学生との懇談会」が開催され,厳正なる学内審査により本学から2名の学生が選ばれ,教育学院博士後期課程1年のZhang Yueさん(中国)と工学院博士後期課程3年の留学生Ravankar Abhijeetさん(インド)が参加しました。以下,Ravankarさんの報告レポートによりイベントの様子を紹介します。


今回のイベントは,留学生の日本での生活・将来の夢・日本と世界に対する考えなどについて意見交換をし,人と人の繋がりをもっと深めたいという昭恵夫人の思いをきっかけに開催され,全国15の大学から24名の留学生が参加しました。

公邸に入る前には,厳しいセキュリティーチェックがありました。公邸は広くて非常に立派な建物です。最初に昭恵夫人からご挨拶があり,日本人と外国人の繋がりをいかに深めることが出来るかについてお話がありました。その後,各留学生が自己紹介をしましたが,私は昭恵夫人の心に残ればと思い,私が好きな小林一茶の俳句を詠ませていただきました。

かたつむり そろそろ登れ 富士の山

続いて,懇談・日本文化体験がありました。まず,有名な銀座寿司幸本店の店長によるデモンストレーション・寿司づくり体験・試食をした後,留学生から店長の杉山さんに色々な質問をしました。店長によると,プロの寿司職人になるには7年以上かかるそうです。寿司づくりの難しさを初めて理解しました。寿司づくりを体験してみると本当に難しく,私が作った寿司はあまり美味しくはなかったと思います。因みに,昭恵夫人も寿司づくりは初めてだったそうです。

その後,懇談に入りました。留学生は自由に昭恵夫人に質問をすることができました。LGBT(性的少数者)についての難しい質問から安倍総理大臣の好きなところまで様々な質問がありましたが,夫人は全ての質問に真剣に答えて下さいました。とても忙しい生活の中でもご自分の好きなことをされているそうで,私たち留学生にも研究で忙しい中でも好きなことをやることの大事さを教えて下さいました。

それから,総理大臣公邸の案内がありました。公邸は立派なだけではなく長い歴史があるところです。正面玄関には二・二六事件のものといわれる弾痕が残っています。そうした背景からか,公邸では時折,日本軍の軍服姿の幽霊が出るという噂があるそうです。また,お茶室をはじめ公邸の各部屋には,貴重な品々が置かれています。一番印象に残ったのはお土産室でした。各国からの貴重なお土産は,この部屋に置いてあります。昭恵夫人は米国に行かれた時,ミシェル・オバマ大統領夫人がホワイトハウスで蜂を飼っていることにとても感動し,公邸でも蜂を飼っていることを教えて下さいました。

最後に,昭恵夫人から終わりの挨拶があり,留学生に自分たちの国について日本人にもっと伝えてほしいとおっしゃっていました。また,私たちが抱いている夢が叶うまで頑張るように励まして下さいました。

当日は,限られた時間でしたが,多くの体験ができ,私の人生でとても貴重な2時間でした。

Ravankar Abhijeet(工学院博士後期課程3年)

昭恵夫人による開会挨拶

寿司づくり体験後の懇談

公邸見学後,昭恵夫人との記念写真