有害廃棄物等による土壌・地下水汚染現場の原状回復支援システムの構築

 
  • 佐藤 雄大 
 

元COE リサーチアシスタント
(循環計画システム研究室)


研究テーマ

土壌・地下水汚染現場の原状回復支援データベースシステムの開発

負の遺産とも言える土壌・地下水汚染現場の原状回復に、現在、多くの自治体が苦慮している。非効率な汚染調査、住民合意形成の難航、修復方法決定の遅延といった様々な問題を未然に防ぎ、適切かつ効率的に原状回復を進めるために、汚染サイトデータベース、出来事データベース、修復技術データベースの3つからなる原状回復支援データベースシステムの開発を行っている。




【研究手法】

原状回復を行う者にとって、どのような情報が原状回復の支援に有効であるのかを事例調査、ヒアリング調査から明らかにした。
次に、データベース内部のデータ間の構造を表す実体関連図(E‐R図:Entity Relationship Diagram)という概念を用いた検討を行い、上記の情報をデータベースから有効に出力させるためのデータ構造を構築した。