下水道による排水処理システムは、その建設コストが大きいためコスト負担できない人口非集中地域、発展途上国では適用が難しい。本研究では負荷が特に高いし尿を発生現場で適切に処理するだけでなく、し尿を資源化し再利用する事で、物資循環の形成に貢献したい。
【研究手法】
コンポスト型トイレは系内の好気性を維持するために、加温による水分蒸発促進を行っており、電力消費量が大きい。また農業利用を考えた場合の栄養塩類の回収では、窒素の回収率が低くなっている。し尿中の水分や窒素は尿に集中していることから、本研究ではし尿を分離して処理することで電力消費量を限りなくゼロに近づけかつ、窒素の回収率の向上を目指す。