流域圏の廃棄物代謝における数値埋立工学の開発

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 sykim@eng.hokudai.ac.jp
博士:
  • 金 相烈 
 
元COE研究員
(廃棄物処分工学研究室)


研究テーマ


最近世界で廃棄物の埋立地の政策において最も重要としているのは、いかに早く埋立地とそこから出る汚染物質を環境に影響を与えられないレベルまで安定化をさせるかである。この安定化の時間は一世代、つまり30年をめどとしているが、このために必要なごみの前処理、埋立地構造、埋立操作、埋立地規模をどのようにすればもっとも効果的な埋立ができるかを検討することはカラム実験や大規模埋立実験では行えない。
そこで、本研究では埋立戦略として最適な埋立地の条件が得られるように数値埋立モデルを開発することを目指す。


図1:A schematic figure of a cell in landfill

図2:3D model

【研究手法】

埋立地は複雑で不均一性を持ち、また一日ないし数日単位でごみを積み重ねて作っていく。
本モデルではこのような埋立地の特性をより正確に表現するためにC++言語を用いて独立した特性をもつセルを基本ユニットとし、これらを重ねて計算する数値モデルを開発する。