社会基盤施設の維持管理時代が到来している中、革新的構造材料の活用によるインフラ構造システムの健康管理や延命・グレードアップ・長寿命化に関する革新的技術が強く求められている。
本研究では、素材(補強材および樹脂)と接着工法技術の両方の視点から、補強材料の有効利用、補強コストの最適化と補強効果の向上を図る。より経済的かつ効果的補強手法の提案を目的とする。
【研究手法】
本研究では、
- 破壊力学に基づいた様々応力状態におけるFRPシート/コンクリート界面の統一的な接着モデルの構築;
- RBSM離散解析手法による補強されたコンクリート部材の接着・剥離、部材破壊のメカニズム解明;
- より最適な補強材及び接着材の選択方法の提案(試験と解析);
- 補強部材の長期耐久性能の評価。