お知らせ

北海道大学大学院工学研究院公開講座

神秘的な物質-その科学と応用-

自然界にある物質は見方によってとても不思議な性質を持っています。ミリよりも小さいミクロの世界、さらに小さいメゾの世界、もっと小さくナノの世界がその多様性を形作り工学的価値を生み出します。魔法をかけると水をはじくガラス、電気を流す有機物、などができあがります。この性質を生活にうまく適用したいと北大工学部は日々研究に励んでいます。その最前線を研究者がわかりやすく解き明かし、カラフルな画像や動画とイラストで語ります。

平成27年 8月21日(金)~ 9月25日(金)(毎週金曜日)18:15~19:45
札幌市北区北13条西8丁目 北海道大学工学部B11講義室(B棟1F)

募集要項・申込先 


第1回 8月21日(金)

「細胞の中のプラスチック工場」
工学研究院 松本 謙一郎 准教授

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プラスチックは、石油から作られる人工物の代表のように思われていますが、実は微生物の中にはプラスチックを合成するものがいます。
このプラスチックはどのように作られるのか。
そのプラスチックは何のために合成されるのか。
それを調べていくと、生物とプラスチック合成の深いつながりが見えてきます。
本講座ではその最新の応用例も紹介します。


第2回 8月28日(金)

「電気を流す有機物:有機導体-絶縁体から超伝導まで-」
工学研究院 市村 晃一 准教授

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プラスチックやビニールなどに代表される有機物や高分子は普通は電気は流さないが、電荷移動という魔法をかけると電気が流れるようになります。
このような物質群のひとつである有機導体では、超伝導にまで至ることができます。
この有機導体が、様々な伝導状態を示すことを紹介するとともに、現在話題になっている超伝導物質が絶縁体にきわめて近いことを紹介します。


第3回 9月 4日(金)

「化学が造る光の世界」
工学研究院 中西 貴之 助教

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ろうそくにランプ、蛍光灯…。
世界にはさまざまな光るものがあり、私たちはそれらを利用してきました。
そしてもっと役立つモノを作るために、現在の化学は「光」をナノレベルで制御する新しい領域に突入しています。
ここでは、化学者が作る神秘的な光の世界について、最先端の研究を交えながら紹介します。


第4回 9月11日(金)

「合金の「メゾな世界」、その多様性と工学的価値」
工学研究院 大野 宗一 准教授

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私たちの身の周りにある合金材料は、ミクロとマクロの中間の世界(メゾな世界)に多様な構造を持っています。
その構造の特徴は、合金の種類や製造法によって変化し、合金の強さやねばさなどの特性を決定します。
講義では、新材料開発のキーテクノロジーであるメゾな世界の法則と工学的価値についてご紹介します。


第5回 9月18日(金)

「人工結晶で波をあやつる」
工学研究院 水野 誠司 講師

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物理現象の多くは、「波」という強力な概念で理解することができます。
本講座では、光、音、電子波などの波に関する基礎的な話から始めて、直感的にイメージしやすい音響波、弾性波(フォノン)が、近年作られている種々の人工結晶(フォノニック結晶)の中で示す奇妙な振る舞いを紹介し、そのしくみを紹介します。


第6回 9月25日(金)

「生物にまなんで新しいガラスを創る
(超撥水と低反射ガラスの話)」
工学研究院 忠永 清治 教授

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生物に学ぶものづくりが最近注目されています。
ここでは、ガラスに関する研究をしている講演者が、

  1. 植物の葉とそっくりな表面をガラスの上で実現して、水が転がり落ちる透明なガラスを作ること、
  2. 蛾が暗いところでもものが見える原理を応用して、光を反射しないガラスをつくること、

に関する研究を紹介します。

対  象一般市民
定  員100名
受 講 料3,500円 (配付資料代を含む) ※ 特定の講義の受講は、1回1,500円です。
募集要項PDFファイル(272KB)
募集期間平成27年7月21日(火)~ (土・日を除く)
申 込 先〒060-8628 札幌市北区北13条西8丁目
北海道大学工学系事務部教務課(学生支援担当)
TEL: 011-706-6707/FAX: 011-706-6141
E-mail: k-gaksei@eng.hokudai.ac.jp