会長あいさつ

工学部同窓会の皆様へ

会員の皆様におかれましてはご健勝のこととお慶び申し上げます。日頃より同窓会の活動にご理解ご協力を賜り誠にありがとうございます。

北海道大学工学部は1924年に本学3番目の学部として創設され、今年で97年を迎えます。3年後の2024年には創立100周年を迎えることから、このたび「工学部創立100周年記念事業実行委員会」を設立しました。 なかでも「100年記念誌分科会」では、記念誌編纂作業の準備を始めています。皆様がお持ちの昔の工学部の資料や写真など、お寄せいただければ幸いです。

現在の工学部は、応用理工系学科、情報エレクトロニクス学科、機械知能工学科、環境社会工学科の4学科15コースで構成され、いずれも優れた工学理論や工学技術に関する実学を重視し、世界的で活躍できるエンジニアを育成しています。 現在では学部生の9割近くが大学院に進学することから、工学部から工学系大学院(工学院、情報科学院、総合化学院)まで連携した教育が進められています。

工学では実学を重視することから産学連携教育を重視し、工学系教育研究センター(CEED)が中心となり、主に修士・博士課程学生を対象に国内および海外インターンシップを積極的に支援しています。

近年特に求められているDX推進やAI人材の育成に向けては、情報科学研究院および「数理・データサイエンス教育研究センター」が中心となり、トップクラスとなるエキスパート人材の育成に取り組んでいます。

国際性の涵養に関して、英語特別コース「e3プログラム」では、英語のみで修士および博士の学位取得が可能で、海外からの留学生を積極的に受け入れています。 全学の新渡戸スクールやSummer Instituteなどと連携して、国内外のフィールドを舞台に、北大の強みを活かしたテーマで国際的に活躍できるグローバルリーダーを育成しています。 特に、東アジア、ASEAN 諸国、ロシア、およびインドの基幹大学との連携教育は、本学の特徴的な国際連携を牽引しています。

研究では学内外の様々な研究機関や企業等と連携し、産官学による社会実装を推進する教育研究拠点を形成しています。 なかでも、「ロバスト農林水産工学国際連携教育研究拠点」「資源・環境国際連携教育研究拠点」「f3工学教育研究センター(宇宙・航空・船舶工学)」および「ビックデータとサイバーセキュリティの分野融合研究拠点の構築とITトップガン人材の育成」、 さらに世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)に採択された「化学反応創成研究拠点(ICReDD)」では、工学系大学院が中心となり「多様な知の融合」を積極的に進め、様々なイノベーションの機会を創造しています。

コロナ禍のなか教育研究活動、特に国際交流は大変苦労していますが、オンライン講義やハイブリッド演習を積極的に提供して国際教育を発展させており、研究集会などでは多くの国から大学が集まる機会も創出されています。

工学部および工学系大学院ではSciety5.0やポストコロナ時代に対応するために、産官学の連携により様々なイノベーションを創出し、世界の持続的な発展やSDGsの達成に貢献していきます。 そのためには、同窓会の皆様とのつながりを大切にしながら、今後もご支援を賜れば幸いです。

最後に、皆様の益々のご活躍とご発展を祈念申し上げます。

北海道大学工学部同窓会長 瀬戸口剛
北海道大学工学部同窓会長 瀬戸口 剛